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渡辺さんの言葉にがっしりと首を手で隠す。
それは咄嗟の行動で次に私は声を荒げた。
『な、どこですか！？』
渡「俺から見て右の鎖骨あたり」
『キ、キスマークなんてっ』
そんなわけない、
と続くはずだった言葉は思い出された昨晩のことにより飲み込まれる。
そうだ。そうだった。
私はいろんなことが一気にありすぎて忘れてたけど…
目黒につけられたんだった
張り込みの最中、犯人と接触してそのカモフラージュにカップルのふりをした時ににつけられたんんだった。
渡「Aにも彼氏がいたのかよ。どうせ目黒だろ？」
『仕事上しょうがなかった…んです』
渡「目黒だってことは否定しないのな」
『ちが、くはないんですけど』
渡「俺を挑発してんのかと思ったわ」
セイ的な意味で、と無表情でいう渡辺さんは冗談を言っている顔には見えない。
でもいつから見えていたんだろう。
もうしかして朝から私は周りにこれをさらしていたのかもしれない。
そ、それは最悪だ。
『いつから見えてました！？』
渡「お前が走ってきて、ここで話してる最中に熱そうにシャツの襟触ったとき」
『い、言ってくださいよ！』
渡「わざとかと思ったんだよ。俺にキレんな。」
私はひとつシャツのボタンを閉めて襟を正した。
『誰にも言わないでくださいね』
渡「二人だけの秘密か、なんかやらしーな」
『本気で言ってるんですけど』
睨みを聞かせれば分かったよ、
とだるそうに渡辺さんは返事をした。
よかった。これで目黒ファンの女たちにバレることもない。
渡「目黒と付き合えばいいのにな、お前は」
提出した書類をパラパラと確認をしながら言う渡辺さんに全力で突っかかる。
『絶対ないですから』
渡「感情表現が激しいやつだな」
『だってありえませんもん。第一目黒さんは女性選び放題ですからね』
渡「ふーん」
意味深な笑みを浮かべ、腕組みをする私を見上げた渡辺さん。
なんですか。
と、問うものの。
ニヤニヤと笑うばかりで何も言わない。
だが、数秒後口を開く。
渡「目黒のこと、好きなんだ？」
『な、違います！どこをどう聞いたらそうなるんですか！』
思わず身を乗り出して渡辺さんに詰め寄ってしまった。
両腕をバン！と机に叩きつける。
それに対して。
全く効果がなさげにニヤニヤといつまでも笑う渡辺さん。
おかしい！逆に私は目黒が嫌いなのになんでそうなる！？
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
