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意外にもホテルの中は綺麗で初めてはいるそこに私はキョロキョロと見渡す。
こ、これがうわさのラブホ…この男と来たという事実は嫌だが見過ごそう。
エレベーターの前に2人佇む。
こんな気まずい雰囲気は深澤さんに過程報告をする時だけで十分だ。
ちらりと目黒を見つめてみる。
特に何か目的があった訳では無いがその端正な横顔に少々腹が立つ。
こいつにキスされたい女の子なんてわんさかいるだろう。
もしかして私がおかしいのか、そうなのか？
目黒の横顔を見ただけで急激に心拍数が上がってきた私。
いやいや、大丈夫か、私。相手は目黒だぞ。
自分に自信を持て！おかしくなんてない。
目黒が嫌いなんだから正常運転だ。正常正常。
キスされて喜ぶなんて…そう、キスなんて。
.
.
.
.
馬鹿か私は。
自分で思ったことで羞恥が再発してきた。
これで私は目黒の思うツボだ。
私は意味もなく悪魔を睨みあげるのだった。
軽やかな音を鳴らしエレベーターの扉が開いた。
グイッと引っ張られるがまま私は目黒の背中を追いかける。
最上階の3階を押すといささか不気味な音を立ててエレベーターは上昇し始めた。
蓮「…」
『…』
喋らない。てか喋れない。
私はともかく目黒は気を利かせて話題を出すくらいしろよ。
そうこうしているうちに3階についてしまった。
着いた、なんて確認している間にもまた前置きなく腕を引っ張られる。
『な、何考えてるんですか』
蓮「ん？」
慣れない高いヒールで床に踏ん張り目黒の足をひきとめる。
それでやっと立ち止まった目黒。
だって、この先に行ったら…
『あいつら(犯人たち)の部屋ですよ』
蓮「知ってる。部屋その隣なんだからしょうがねぇだろ」
…何考えてるんだこの男。
いやもしくは何も考えず怖がる私をからかうためにそんな部屋を。
まさか、とは思うが本当にSM部屋に行きたかったとか？
真意がわからん！！
蓮「怖い？じゃあ部屋変える？」
あからさまにやれやれとため息をはかれる。
なんだその可哀想な子、みたいな顔は。
そんな挑発に私はまんまと…
『ど、どこが？目黒さんこそ怖いんじゃないんですか』
蓮「期待外れで悪いけど、全く」
『じゃ、じゃあ行きましょう』
乗ってしまった。
今年の目標は物事を考えてから発言する。
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
