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そして夜。
仮眠室から出た私は深澤さんから伝言を受け取った。
深「目黒のやつ、康二が張り込みするはずだったほうに俺が行くって聞かなくてな、まぁ康二も毎日バディーが変わるより一緒の方がいいかと思ったから今日も康二とお願いな」
やっぱり、おかしいじゃないか。
これじゃあ、私は避けられている。
向「よろしくな、Aちゃん。車回してくるから表で待っててな」
『あ、ありがとございます。お願いします。』
向井さんのお言葉に甘えて先に入口に向かう。
ぼんやりと向井さんの車を待つ。考えるのはあの男のことばかり。
別に気になっている訳じゃなくて今までこんなこと無かったから変だなって。
ん？今までこんなこと無かった？
良く考えればそうだ。
どれだけ私が突き放しても目黒は避けるなんてことなかった。
向「おーい」
でも私は目黒が嫌いなんだから別にいいじゃないか。
向「おーい、Aちゃん！！！」
『え、あ、はい！』
ついつい考え込んでしまって向井さんの呼びかけに気づけなかった。
助手席のドアを開けて乗り込めば、向井さんは心配そうな顔でこちらを見ていた。
向「お昼、大丈夫やった？」
『…あぁ、目黒さんですか？大丈夫でした…よ』
向「もしかしてやけど今日の張り込み配分…」
『…』
向井さん、意外と鋭いんだな。
いや、私がわかりやすいのかもしれない。
余程落ち込んでるように見えたのか向井さんは私の顔を覗き込んできた。
向「大丈夫？」
『大丈夫ですよ』
そっか。といって向井さんは車を発車させた。
私はやっぱり目黒が気になって口数も少ないまま現場へ到着した。
車を近くのコインパーキングに停めると、私と向井さんは近くのラブホ街へと向かった。
私たちが行くのは犯人と思われるヤツらがいるラブホの前の道路だ。真夜中を過ぎたらホテル内へと入るがそれまではここで見張るのだ。
死角となっている所に潜り込むと私は向井さんに言った。
『向井さん、犯人たちは毎日ラブホにいるなんて変じゃないですか？』
向「いやあ、そうでもないで？あのラブホ、受付も機械やし誰とも接触せずに入れるから好都合やねん」
『なるほど、そう言われてみれば…』
道路側に面している犯人達が潜伏しているはずの部屋はラッキーなことに半分だけカーテンが開いている。
中にはチラチラと人影が見える。私たちはじっとその窓を見つめる。
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そらね(プロフ) - この作品の番外編のパスワード教えて欲しいです (4月2日 17時) (
レス) id: cf6d888cb7 (このIDを非表示/違反報告)
美心(プロフ) - 大野桜さん» 主さんじゃなくてすみません！魔法のiらんどっていう小説のサイトの椿ハナ先生です! (1月26日 22時) (レス) id: 02fb374d70 (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - オマージュってことは、原作があるんですよね…？めめさんに置き換えて更新してくださる大谷さん作品を心待ちにする間に、原作さんの他作品が読みたくなりました…！ぜひ、元ネタ知りたいです🙏最後に、ご体調お気をつけて、無理ない範囲で更新をお待ちしてます！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
大野桜(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！最新話にコメント欄がなかったので、こちらから失礼します🙏ネタバレしない程度に、、毎度強引なめめさんにキュン超えてギュンギュンしてます♡ (2023年3月19日 0時) (レス) id: be8750cf5c (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - こんばんは。いつも更新をとても楽しみにしています！続きも気になってしょうがないです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです。 (2020年5月3日 2時) (レス) id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大谷
| 作成日時：2019年10月4日 15時
