【男主】魔王さまお逃げなさい！【BL】

第8話　〜猟奇的な台詞に愛を添えて〜　ﾖﾙｻ ページ10

春尾 Aside



自分の名を呼ぶ声に耳を澄ます





「あーぜったﾎﾆｬﾗﾗしたらﾎﾆｬﾗﾗでﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗﾎﾆｬﾗﾗ」



「…………ん？？？」



「Aをブチ犯.[す」


そんな弾んだ、語尾にハートマークがついた声が聴こえた
どうしよう、猟奇的になってる！
あと犯罪臭がする！
どうしよう、関わりたくない！怖い！
地下牢獄の雰囲気とあいまって、
怖くて息ができない
あわあわと口を開くと思わず


「ヒイッ…」


と情けない弱々しい声が出てしまった


「あ""？
その声、Aじゃん。
おいでよ、怖くないよ。」
そう言い、
手を広げる姿が余りにも懐かしくて飛び出したくなったがさっきの犯罪臭のする台詞を思いだし飛び退く





「………ん？？？」


あ、薄暗くて良かった
まだ、騎士くんは僕だと確定したわけじゃないんだから
今否定すればきっと間に合う！


「Aとは、何だ。
我の名はメフィストフェレスぞ。
そして、お前は囚われの身だ。
さあ、膝まずけ。」



あ！どうしよう
今思い出した！
せっかく着飾ったのに、
誇示しなければ気付いて貰えないじゃないか！


「………あ、やっぱり嘘。
あの、僕………」




「分かってたよ。
僕の嗅覚嘗めないでよ。
村にいた頃から感づいてたよ
だから、わざわざ捕まってやったというのに。君は鈍感だねぇ。
まあ、そこが愛らしく美しいのだが。さあ、Aおいで。」


「…ご、ごめんなさい？」

　

「本当は分かっていたんだよ。
僕の聴覚なめないでよ。
村にいた頃から感づいてたよ。
だから、一目みようと捕まってやったというのに。
君は鈍感なうえに、
自分の気持ちが上手く伝えられないのだから。
そこも美点だがな。
ほら、おいで。
だからはやくおいでA。
沢山ブチ犯.[し………
おっと言葉の選択を間違えたようだ。一生、可愛がってあげるよ。」



「む、無理ぃ…
うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ」

第９話　〜引きこもるしかない!!〜　→←第7話　〜地下階段を降りて〜　

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す