【ヒロアカ】スカートの中から始まった感情【轟焦凍】 (ページ9)

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08→トラブル発生ページ9

朝、何時も通りの時間に家を出て電車に乗って学校に着きました。
はい、そこまでは本当に何時も通りだったんです…

「や、やってしまった……」

研究室に行くと昨日の忘れ物のおかげで部屋中は葉と茎だらけ。

そう昨日の忘れ物と言うのは個性により独自で作り出した品種の植物。
これは一定量の水を定期的に上げないと空気中に水分を吸い込み急成長する。

なのでしっかり今までは水遣りを欠かさずやっていた。

正直、何故こんなのが出来たのかは覚えてない…
咲く花が小さくて可愛いと言う理由で残していただけ。

まぁ今は、その花も何処にあるか判らない程に葉が生い茂っているが…

さて、これをどう処理しようか…
これを地道に切って行くのはかなり根性がいる。

しかしながら個性で処理しようにも今これを食べれる植物がいるかどうか…
なら新しい品種を作れと言う話だろうけどその作る研究室がこれじゃ…

「(……本当に、どうしよう…)」

呆然と私はその場に立ち尽くす。

「…植包さん？」

暫くすると私を呼ぶ声が聞こえて振り返る。
そこにはモジャモジャな髪の子がいた。

「緑谷君…？」

その子には見覚えがあって記憶の中を探る。
見事に一致してその名を口に出す。

A組の子で個性はハッキリ書かれてないけど超パワー的なやつ…

「ど、どうしたんですか？そんな所で棒立ちして…」

「…実験の失敗とでも良いましょうか……
　あ、敬語は良いですよ。同い年じゃないですか」

「あっ、うん！植包さんも敬語じゃなくても…」

「わ、解りまし……解った…」

……なんだろう、このぎこちなさは。