【ヒロアカ】スカートの中から始まった感情【轟焦凍】 (ページ45)

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第二回戦が始まる前に引き分けとなった切島君と鉄哲君の再勝負。
と言うっても最初の様な熱い戦いでは無く腕相撲だが…

「(なのに何でこんなに暑苦しいんだろう…)」

2人とも必死なのは解るがここまでとは。
結果勝ったのは切島君だが鉄哲君とは仲良くなりそうな様子。

そして、ついに第二回戦の第一試合が始まる…

「(轟君と、緑谷君…)」

いきなりこの組み合わせなのかと不安が募る。

怪我に関しては緑谷君が心配だが…
精神面ではやっぱり轟君が心配なのだ。

しかし私の不安を裏切る様にその心配は現実の物となった。

「っ…！」

開始早々に両者の個性がぶつかり合う。

轟君の氷結が来るも緑谷君の攻撃によりそれが粉砕。
その風圧により冷気が観客達を襲った。

それに耐えて目を凝らすとやはり緑谷君の指の色が変わっている。

続けて轟君の氷結がまた…
それを攻撃で吹き飛ばす緑谷君。

また1本、指の色が変わった。

もしかして耐久戦を狙っているのだろうか？
確かに先程の様子だと轟君は使いすぎると体温に異常を来す。

でも、それじゃ緑谷君の身体も持たないんじゃ…

霜が降り始めている轟君の身体。
次々と色の変わって行く緑谷君の指。

私はそれをただ、見る事しか出来なかった。