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薇side



薇「も……もしもーし。」


蘭《あ!!もしもしじゃないわよ!》


元々耳がいい私の耳がキーンとした。


薇「へへ。」


蘭《どこにいるの!》


薇「えーっと、ここは……シカゴだよ。シカゴ。」


蘭《シカゴ?妙に静かね。》


薇「建物の中だからね。」


はは、これ騙せてるのか?


蘭《急に外国に行くなんて言うからビックリしたのよ。》


薇「んー、ごめんね。」


蘭《でもよかった。変な事件に巻き込まれたとかじゃなくて》


薇「う……うん。」


巻き込まれに行ったんだけど……。


笑えない……。


園子《え!?薇!?ちょっと変わりなさいよ!》


蘭《あ、薇。園子が変わりたいって……あっ、ちょっと!》


園子《あんたねぇ!》


薇「あ、あはは、切っていいかな?」


園子《逃がさないわよォ!》


薇「怖い。怖いよ。」


園子《私は知ってるんだからね!薇が外国に行く理由!》


薇「え、なになに?」


私が知らない。


園子《か・け・お・ち♡》


薇「違うから。」


園子《えぇ?絶対そうだと思ったんだけど。まぁ、新一くんに会いに行ったのは正解でしょ?》


薇「んー、かもしれないね。」


園子《何よそれ。絶対会いに行きなさいよ。》


薇「うん。うん。気が向いたらそうする。」


園子《気を向かせなさい!》


園子に散々文句を言われて、蘭に変わらないまま学校のチャイムが鳴りお開きになった。


蘭《定期的に電話かけてよ?》


薇「はいはーい。」


プチッと切れた電話。


たった10分程度の電話だったけれど、1日分の体力が吸い込まれた気がする。


。。

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ぴよきち(プロフ) - めめさん» コメントありがとうございます!お言葉嬉しいです。これからも多くの作品が公開されていきますので、是非お付き合いください! (8月26日 20時) (レス) id: a2277f06a3 (このIDを非表示/違反報告)
めめ(プロフ) - こちらシリーズが大好きでもう何周もさせていただいてます♪後々、安室さんが組織の一員だけではないという誤解が解けたらいいなぁ〜なんて…思ってます!無理のない範囲での更新、楽しみにお待ちしております♪ (8月21日 1時) (レス) @page28 id: 046701b798 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよきち(プロフ) - リリーさん» コメントありがとうございます!黒鉄の魚影是非書かせていただきたいと思います!公開には時間がかかると思いますが、どうかお付き合い下さい! (5月10日 0時) (レス) id: a5258d7164 (このIDを非表示/違反報告)
リリー - とても面白かったです!リクエストなのですが、もしできたら黒鉄の魚影も見たくて書いていただけたらとても嬉しいです! (5月7日 23時) (レス) @page7 id: 21e42d8d57 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよきち(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます!移行後もお楽しみください (2023年4月22日 23時) (レス) id: a5258d7164 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴよきち | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年9月17日 22時

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