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Aside。
探偵でもない私が調査なんかしたところで、調べたい事も調べられないのは確実。
A「無理かぁ!」
スマホをベッドに投げるとそのままベッドに沈んだ。
A「なんでこんな必死になってるんだろう。」
新一が外国に行ったことを疑って、調べて何がしたいの?
スマホと小銭だけ持つと家を出た。
近くの公園のベンチに座ると空を見る。
A「星だぁ。」
綺麗だなぁ。
『星を見に行く?』
『うん!新一も行こうよ!』
『星なら公園で見りゃいいだろ。家からでも見えるんだから、見に行く必要なんか……』
『ホント、つまんない奴。』
ふと昔の事を思い出した。
結局新一も来たけど、そこで事件が起こって……事件に好かれた可哀想な奴だよ。
それで……
『ゆっくり見れなかった。』
『悪ぃ。なら、今から公園に行こうぜ』
『えぇ?今から?』
『いいだろ。家から近ぇし!』
新一は私の手を引いてこの公園までやってきたんだ。
同じこのベンチに座って。
『アレはオリオン座。』
『オニオン?』
『バーロー、玉ねぎは星座になんねぇだろ。』
『んん、知らないよ。星座なんか』
『ならなんで星見に行きたかったんだよ』
『綺麗だから?』
『俺に聞くな。』
本当はどこか一緒に行きたかっただけだった。
誘う理由がなかったから、たまたまチラシで見た展望台に行こうって言ったんだ。
。
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藍梨 - すっごく面白いです!この作品に引き込まれるように読んでしまいました!続き頑張ってください、応援しています! (2021年8月22日 15時) (レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - 彼女ちゃも、新一ことも心配しているし、大切な恋人だし、マジで、彼女ちゃが小さくなちゃたあ、続きが楽しみです (2020年10月31日 21時) (レス) id: de686f9f84 (このIDを非表示/違反報告)
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