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Aside。
どうしてこうなったのだろうか……。
私にはよく分からない。
A「それで……この子は?」
コナン「僕は江戸川コナン!小学1年生だよ。」
蘭「少し前から預かってるの。」
A「……そう。」
学校からの帰り道、蘭と帰っていると小学校に寄ると言うから何かと思えば
小さな男の子を連れて来た。
……隠し子……?
ってまぁ、思ってたんだけど
蘭「えっと……新一の……」
コナン「遠い親戚!」
蘭「なんだって。だから新一のことも知ってるのよ。」
A「へぇ……」
ただの居候で、新一の遠い親戚。
この歳で居候?
はは。よくわからないな。
頭の中に浮かんでいた居候のイメージを消し下を向く。
蘭「元気だしなよ。A。」
A「え?元気だけど?」
蘭「そう?無理してるように見えるけどなぁ。」
A「そんな無理して笑える器用な人間じゃないよ。」
そっかと蘭は言う。
あぁ、本当は器用な人間なんだなぁ。
新一は蘭とトロピカルランドに行ったっきり、帰ってきていない。
外国に行った痕跡もないのに、何故か外国に行ったことになっていた。
……私にくらい教えてくれてもいいのに。
付き合って1年。さほど経っていないように思うだろうけど、私からしたら1年は長い。
それなりの関係なのに何も言わずに居なくなるなんて狡いじゃない。
A「じゃあ、私こっちだから。」
蘭「うん!気をつけてね。」
A「ありがとう。」
コナン「Aお姉ちゃんバイバイ!」
A「ばいばい」
笑顔で手を振るコナンくんに、手を振り返す。
夕日がうつす影は1つ。つい最近まで2つだったのにな。
ユラユラ揺れるスカート、靡く髪の毛
明るいオレンジ色に染まった道路がいつもより眩しく感じた。
。
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藍梨 - すっごく面白いです!この作品に引き込まれるように読んでしまいました!続き頑張ってください、応援しています! (2021年8月22日 15時) (レス) id: 42bd1ecc91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - 彼女ちゃも、新一ことも心配しているし、大切な恋人だし、マジで、彼女ちゃが小さくなちゃたあ、続きが楽しみです (2020年10月31日 21時) (レス) id: de686f9f84 (このIDを非表示/違反報告)
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