片目が義眼の転校生は...【名探偵コナン】

Know＿31 ページ34

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＿＿４５経口と９x１９ｍｍパラべラム弾




たかだか小学一年生そこらの子供が持つには似つかわしくない重さのそれを小さな小さなリュックの弁当箱と共に詰めた



手放せなかった。手放す訳にはいかないのだ



何処へ行こうが誰と会おうが。どんな理由であれど補填しない言い訳にはならないし何より＿＿少年探偵団とトロピカルランドで遊ぶ日に限って任務が被ったのだから





『行って来ます』


　


返事は無い。それがどうした。




**



「あっ、Aちゃん！こっちこっち！」


『ごめんね！お待たせ！！』


「僕達も今来たとこですよ〜」




和気藹々と小学生が集えば緩やかな温暖が執拗く。トロピカルランドのゲート前で落ち合う私達




「……Aさんも、来たんだ。」


『＿＿うん。歩美ちゃんに誘われたから！』




時折腑に落ちない思案を落として彼＿＿コナン君が立ちはだかる。半歩下がった哀ちゃんは目を合わせようとはしまい



コナン君、その麻酔銃私には焦点合わせてるのかな。自意識だといいんだけど



口で弧を描いただけの笑みを残して歩美ちゃんの元へ駆け寄る。あの二人からの視線がまぁまぁ煩いがまぁ無視する事にしよう



何故ならこれは想定範囲内。コナン君に私の兄がジンだとバレたのだから





「今日は楽しもうね！」


『うん！！』





トロピカルランドと任務。


どちらも小学生らしく全うする事にしよう

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