片目が義眼の転校生は...【名探偵コナン】

Prologue ページ1

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『えっ？』


それはあまりにも唐突で、ありきたりな驚きしか出せないのは致し方無い



「帝丹小学校に転入生として通って頂戴」



綺麗に塗られた真っ赤なベージュが魅惑的に動く



...中身は全然魅力的でも興味深い物でもあったものじゃないけれど



『小学校って、人生におけるモラルを学べる場所？』


「そんなに固く考えなくていいのよ」


ぎゅむ、っと効果音が聴こえそうな勢いで抱き締められる

一体どれだけの栄養が胸に偏っているのだろう

顔を埋めると最早凶器


『んむぅ、苦しいよ＿＿＿ベル姉』

「あら、悪いわね。大丈夫？A」

『頸動脈圧迫5〜9秒防げたから、平気』


色素の薄い翡翠が目を細めた



...その先にいる銀髪に視線を移し変える


相変わらずストレートの髪を括る事もせず煙草をふかす＿＿＿ジン、は



私のお兄ちゃん




ベル姉さんの頼みなら...欲を言えば、お兄ちゃんからも頼まれたならば、少しは自身と検討してみようか




＿今年で下界に産み落とされてから7年を迎える私は小学校という未知の領域に片足を突っ込むらしい

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