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「お前、撃った経験は？」
「ないです。間違えて自分撃ったらすみません。」
「それは俺が処罰を受けるからやめてくれ。」
さっそく次の日、初任務を言い渡されたのだがなんと事務ではなく現場。つまりスクラップとやらだった。
てっきり九井さんに書類でも頼まれてパソコンをカタカタするものだと思っていたからタイトスカートにニットというバリバリ事務服を着たのに、まさかだ。
顔に傷のある少々強面の鶴蝶さんに連れられたのは都内にある廃墟ビル。
私たちが着くと、ガタガタと震えている拘束された3人の男たち。傍にはクスリでもやっているのか、高笑いする三途さんの姿があった。
「…あれ、この人たち」
「そうだ、お前の元いたところやつらだ。」
そう、3人の男達は元いた組織の幹部だった。
そういえばその日は朝から遠方の任務についていたため不在だったことを思い出した。
どんな撃ち方でもいいからやれ、と片手で持つには少々重めの銃を渡される。
ここをこう、そしてここを引くと撃てるぞ、なんてご丁寧に使用方法まで教えてくれる鶴蝶さんにお礼を言い3人の前に立った。
「な、なぁ、助けてくれよ、散々可愛がってやっただろ？ほらアノ時だって散々お前キャンキャン鳴いて……ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱｱｱｱｱ!!!!」
頭を狙える位置にいたが、手始めに1発太もも辺りを撃ってやると汚い奇声を発して倒れ込む。
これはかなり耳障りだ…というか私は1度たりともそんな犬のような鳴き声を出した記憶はないのだが。
「おい、頭狙えば1発だぞ。」
「いや、どんな反応するのか見たくてつい。」
「……お前意外と…。」
引き気味の鶴蝶さんだが私からすればあなただって反社なのだから大して変わらないのでは？
「…でもまあ、五月蝿いので終わらせますね。」
パン、パン、パン。と銃声が3回。
あんなに喚いていた男達は頭から血を流して白目を剥いている。
「…お前、意外と才能あんじゃねー？」
上手いじゃねーか、なんて頭を撫でられるが三途さんの手が血まみれだったばかりに私の髪の毛には赤が移った。
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睡魔ちゃん(プロフ) - チョコプリンさん» こちらにもコメントをくださりありがとうございます。とても嬉しいです。いつか番外編のようなものが出せたらいいなと思っています！！ (2022年2月18日 23時) (
レス) id: 0343b2f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン(プロフ) - コメ失礼致します💦好きな子を一途に大切に思っている竜胆に惚れました…いい味出して下さるお兄様も最高です🥰素敵な作品をありがとうございます！ (2022年2月15日 11時) (レス) id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃんさん» 睡魔ちゃん様が私のお話を読んで頂いていたとは…感無量です！！身に余るお言葉、本当に嬉しいです。新作、早速お気に入りさせて頂きました！更新お互い頑張りましょうね！ (2022年2月6日 22時) (レス) id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
睡魔ちゃん(プロフ) - 肯定ぺんぎんさん» はじめまして、コメントありがとうございます！貴方様のお話、読ませていただいております！私とは比べ物にならないくらいの語彙力と表現力に仰天しました。お互い執筆頑張りましょうね！ (2022年2月5日 19時) (レス) id: af7842152a (このIDを非表示/違反報告)
肯定ぺんぎん(プロフ) - 睡魔ちゃん様、はじめまして。初コメ失礼いたします。最初からずっと読ませて頂いておりました。まっすぐ愛してくれる竜胆に心を溶かされました…素晴らしい作品に出会えて嬉しいです。完結お疲れ様です！次作も楽しみにしております！ (2022年2月5日 11時) (レス) @page30 id: c944845778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡魔ちゃん | 作成日時：2022年1月19日 20時
