兄 に 会 い た い の に 。 2

32話。 ページ4

Aside


ザザァァーーンッ！！


激しく、大きい音が聞こえた。
何が起きたのだろう。今の音は...雷のような音がした。


A「っ！？......今の音は...」


炭「雷が落ちたのか...？」


伊「知るか...！」


炭「雷雲の匂いは無いと思うけど...」



雷雲の匂い...？雷雲に匂いなんてあるの？



A「うーん、どうしましょう...鈴仙と神子ちゃんとも離れちゃったし...」


A「私、ちょっと一人で探してきます。」


炭「それはダメだ！行くのなら俺もついていく！一人じゃあ危ないし...」


A「いや、大丈夫ですよ。私の身は自分で守りますので。」


炭「でも...」


A「さっき見たでしょう？私が鬼を退治してるところを。」


炭「うーん...だけど...そのAが持ってる御札が無くなったらどうするんだ？」


A「む...」



中々痛いところを突くなあ...



A「うーん、その時は...とりあえず神様を使役して逃げる...かな。」


炭「具体的に何の神様なんだ？」


A「え、うーんと...その時の状況に有利な神様...かな。」


炭「それでは一人で行けない！ちゃんと降ろす神様を決めないと！」


A「うええ！？もしかして炭治郎君...頑固者！？そんなにして決めないよ！？」


炭「だってAの事心配だし...」


A「...ふふ、心配してくれるのですか？嬉しいなあ。でも、私はそんなやわじゃないから。
　 大丈夫ですよ。」


炭「......分かった、でもすぐ帰ってきてほしい。」


A「分かったわ。じゃあ、またあとで。」



......よし、待ってて下さいね、鈴仙達！

33話。→←宣伝。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す