ｰabberant sexual propensityｰ【そらる】【まふまふ】

▽ ページ28

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『Aー？ちょっときてー』


Aを僕の部屋に呼び出す。


「んー？どしたの？」


ふぅ…頑張れ自分…！！
やると決めたことはやるんだ！！


『ちょっとAに話したいことがあるんだ』


真面目なトーンで言うとAもかしこまった様子で
話を聞いてくれようとしている。


『僕さ…』


机の引き出しからカッターをとりだして

自分の首にあてる。


「…！？なにしてるの！？まふくん！？！？」


まぁそりゃびっくりするよね。


『大丈夫。本当に切ったりしないから』

『僕ね…こんな風に自分が死んじゃうんじゃないかって状況にぞくぞくしちゃうんだ。』


…言っちゃった。


Aは困ったようなびっくりしたような顔をしてる。


『ふふ…僕やばいやつだよね。
ごめん。こんなやつが彼氏で。』


なんて言ってたらぽろぽろと涙をこぼし始めたA。


『っ…泣くほどキモかった…？ご、ごめ。』


「違う！！まふくんは気持ち悪くなんてない！！」


なんて食い気味にいうA。


『じゃあなんで…』


「っ…だって…まふくんは死ぬ気がなくても…ﾋｯｸ…間違えて切っちゃったりしたら死んじゃうかもしれない…じゃん」


そういって泣きじゃくるA。


こんなに僕のこと大事に思ってくれてるんだ…


『大丈夫だよ。本当に切れたりしないって！』


「そんなの分からないじゃん…！！だからやめて…？」

…

気持ち悪がられるんじゃなくて心配して止められるなんて…


なんてことだ！！！←


いやもうA優しすぎるでしょ…本当にいいこ。


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