第一話 電話 ページ1
〜♪
久しぶりに大学も演技練習もなく、ゆっくり過ごしていたある日の午後。一人の部屋に着信音が鳴り響いた。スマホに浮かんだ名前はマネージャーの優月さんのものだった。
｢もしもし？｣
｢A！！｣
｢わっ……どうしたの？｣
予想外の声の大きさに耳からスマホを離す。
いつも落ち着いていて冷静な判断で私を助けてくれる優月さんの様子はどこかに消え去り、緊急事態様な声色に私も緊張感を抱く。
｢映画決まったわよ！｣
｢映画！？｣
｢そう！あの福田雄一監督が指揮を執ることになった銀魂！！｣
｢え！？｣
銀魂が豪華キャストで実写化されるのは知っていたし、公開されれば映画館に観に行こうとは思っていた。けれどまさか自分が出演することになるなんて思っても見なくて、優月さん同様大きな声を出してしまう。
｢吉沢亮さんが推薦してくれたみたい｣
その名前に少しドキリとする。
｢吉沢さんが……｣
吉沢さんは同じ事務所に所属する先輩。ある時から私を気にかけてくれている優しい人で、私が芸能界に入るきっかけでもあった人だった。
｢1週間後にクランクインだからそれまでに漫画でもアニメでも観てて！｣
｢待って、なんの役？｣
｢団子屋の看板娘、白雪よ｣
白雪と言えば、長い黒髪に真っ白の肌が印象的な可愛い看板娘としてかぶき町で人気の女の子。沖田に想いを寄せていて、神楽とは仲が良いが、沖田といつも喧嘩している神楽を羨ましがっている。
ファンの間では沖白、沖雪というカップリングが人気である。
どうして私なんだろう。
こんな人気で可愛いキャラを私が演じていいのだろうか。ファンからの反感を買わないか不安だ。
何て言ったって、ドラマはおろか映画出演なんて初めての私。
今までは雑誌でモデルの仕事しかしたことない。有難いことにファンはいてくれるが、全く無名の私がいきなり人気キャラを務めていいのだろうか。もっと他に適役が居るはずなのに。
……
白雪はオリジナルです。
なるべく夢主が演じる役はオリジナルでいこうと思います。
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スイ(プロフ) - 茉綾さん» ご指摘ありがとうございます！私も見直したら行間隔あけた方が読みやすかったので、これからは開けていこうと思います。思うところがあれば、これからもコメントして貰えると助かります。更新頑張ります！ (2019年9月2日 7時) (
レス) id: da575b137c (このIDを非表示/違反報告)
茉綾 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2019年8月28日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
茉綾 - まだ早いですがこんにちは(*^^*) いきなりすみません...。 物語読んでいて思ったのですが...。 台詞の行間隔あけてはどうでしょうか？ ちゃんと行間隔があいている所は読みやすい のですが...。 そうじゃない所は読みにくくて...。 いきなりでなんかすみません...。 (2019年8月28日 11時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スイ | 作成日時：2019年8月7日 23時
