かっちゃんがヤンデレで溺愛してくる話｡【僕のヒーローアカデミア】 (ページ3)

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思い出1 ページ3

私はまだ幼い頃...

いじめられていた。

理由は私が友達を庇ったからだ。

友達は「ぶりっ子」と呼ばれ、クラスの子からいじめられていた。だからそれを助けようと必死に対抗した｡

「大丈夫！」

そうオールマイトの真似をし、友達を励ますと友達も笑顔になってくれた｡

2人で頑張ればいじめなんてすぐになくなる｡

そう思っていた。

クラスの代表的な女子が私の友達に言った。

「あの子と仲良くするのをやめたら、あなたへのいじめもやめてあげる。」

その一言で友達は変わった。

クラス全員、私一人を標的とした。

私はいじめより、友達に裏切られたことがなにより悲しかった。

でも学校には行かないと。

お父さんもお母さんも凄く心配性だし、なにより迷惑はかけられない｡

そう思い辛い日々をおくっていた｡

公園に1人でぶらぶらしていると、声が聞こえた。数人の子供たちが、楽しそうに話している声だ。

その声は全員知らない声｡同じ学校の子じゃないみたいだ。

私はその子達にきづかれないように遊具に隠れた。

話を盗み聞きしているのと、
リーダー的男の子がある言葉を発した。

「こいつ、没個性なんだぜっ！！」

そんな風に1人の男の子を罵っていた。

それは、その子をいじめているというよりは、自分が上だと一生懸命主張しているように見えた。

その子達は公園を出たが、「お前ら先に帰ってろ！」と1人少年は残っていた。

「さっき1番馬鹿にしてた子だ……」

夕方になり、空は綺麗にオレンジ色に染まっていた。

その子は帰って行った子達の姿が見えなくなるのを確認すると、急にしゃがみ混んだ｡

お腹を抱えとても苦しそうに唸っている。

私は慌てて飛び出した。

「大丈夫！？」

ビクッと彼は後ろを振り返る。
彼は少し涙目になっていた。

「誰だ……」

「あ……私は……」

それが彼との出会いだった｡