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暗殺１０ ページ10
「カルマくん…？私に何か用事ですか？」
不思議そうに尋ねる彼女の三つ編みを、ふわふわと指で弄び始めた。
「あ、あの…カルマくん？」
彼女も気まずくなり、もう一度彼の名を呼ぶ。
「ああ、ごめんごめん。また面白い薬作ってよって頼みにきただけ」
ニヤニヤと楽しそうに、これはいたずらを考えてる表情だと読み取れるようになった。
「は、はい！頑張ります！」
誰かの役に立ちたかった彼女にとって良い機会だった。
「よかったね、愛美ちゃん！」
私は自分のことのように嬉しかった。
一緒になって喜んだ。
彼女の笑顔が何よりも好き。
でも、そんな大事に想ってる反面で、醜い嫉妬の目で見てしまった。
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作者名：彗 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sui12141/
作成日時：2015年3月15日 2時
