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暗殺４８ ページ48
聞き返せば、彼は一瞬呆気を取られた顔を見せた。
だが、すぐに笑顔に変わった。
「ぷっ、はははっ…！どこ見てそう思ったの」
大爆笑する彼に、私は疑問と焦りがぶつかった。
「だ、だって…好きとか言ってたし！抱き合ってたから……」
ごにょごにょと言葉を詰まらせながら、先程見た光景を話す。
「好き？あーもしかしてこの本のことじゃない？」
スッと差し出されたのは、カバーがかけてある小説。
「で、抱き合ってた？それ多分、Aから見た角度の問題じゃない？」
「えええええっ？！」
じゃあ全部私の勘違いってこと？！
それこそ本当にバカだよ…
一人顔を赤く染め、自分の早とちりを後悔する。
恥ずかしすぎる。
「んー改めてさ、言い直させてもらっていい？」
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作者名：彗 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sui12141/
作成日時：2015年3月15日 2時
