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暗殺32 ページ32
「へ…?」
自分らしくない間抜けな声だった。
「あれ、聞こえてなかった?俺の傍から…」
言いかけた彼の口を自らの手で塞ぐ。
「わあああっ聞こえてます!ちゃんと聞いてました!!」
二度も言われたら心臓がほんとにやばい…。
ある意味危機感というやつだ。
「ふはっ、面白いね。やっぱり」
やっぱり?
私…初回からそんな面白い人だったのかな。
「まあ、無事で良かったよほんと。戻ろう、みんな待ってるみたいだし」
「う、うん」
ポンポンと軽く撫でられたところが熱い。
「何ニヤニヤしてるの?ほんと見てて飽きないね」
「えっ、ニヤニヤしてた?!」
「してる。まあ笑ってる顔の方が俺は安心できるよ」
ついつい顔に出てたみたいだ。
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作者名:彗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sui12141/
作成日時:2015年3月15日 2時