【暗殺教室】アスピラスィオン【赤羽業】 (ページ29)

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暗殺２９ページ29

「てめぇらいつの間に…？！」

「残念だけど、この場には私しかいない」

自分の縄までは解ききれず、腕は使えないが脚は使える。

「お前のこと見捨てて逃げたのか？エリートは頭良いのか悪いのか…」

「はっ、でもまあお前だけでも十分楽しめそうだぜ？」

「ちょーっと写真撮らせてくれりゃお前も逃げていいぜ？」

そう言って一人が距離を詰めて私の上着に手を伸ばそうとする。

落ち着け…集中してベストポジション、タイミングで蹴りを入れる。

それまで耐えるんだ。

震えが止まらない…。

どこかでまだ怖いと思ってる。

ギュッと目を瞑り、覚悟を決めた瞬間にまただ…。

「お前ら何しようとしてんの？言うことによっては殺す」

殺気立つ彼、赤髪が際立つようだった。

「か、カルマくん……！」

ほっと安心してしまった。

恐怖が一気に溶けていくような安心感だった。

そこへ再びカルマくんに襲いかかる不良たちだったが、殺せんせーだ。

しっかりお手入れされ、不良ではなく真面目な生徒へと変貌した。

その間に上手く切り抜けるのだった。