【暗殺教室】アスピラスィオン【赤羽業】 (ページ23)

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暗殺２３ページ23

そしてついに修学旅行当日を迎えた。

「おはよう、Aちゃん」

「愛美ちゃん！おはよう。楽しみだね」

「はいっ、わくわくしてます！」

「あははっ、私も！遠足気分だよねー」

愛美ちゃんと会話をしつつバスへ乗り込む。

ここでは、班も関係なく先生たちが決めた席順だ。

「えっと私の席は…」

きょろきょろと辺りを見渡し、隣の人を探す。

「あっ、蒼波！こっちこっちー」

呼びかけてくれたのは、前原くんだった。

彼の元へ行き、隣の席に着く。

「ありがとう、前原くん」

「どういたしましてー！蒼波と話してみたかったんだよねー俺」

クラスメイトとして、私は一番男の子との関わりは少なかったため
そんな風に言われたのは初めてだ。

「ちょっと、Aに手出したら許さんぞ！」

「うわっ、中村は席にちゃんと座ってろよー」

ひょこっと後ろの席から顔を出す中村っち。

よかった、仲の良い子が傍にいて…。

「で、蒼波って…長いから名前で呼んでもいい？」

「あっうん、いいよ。」

「やった！じゃあ、Aは何か趣味とかある？」

「ちょっ、Aを呼び捨てにしていいのはこの私だ！」

「どこの賢者だよ…つか会話に入ってくんなよー」

「いいじゃん、この際みんなで話そうよ」