♯111 「佐久間くん」 ページ11
ー
『雪襠side』
阿部「お願い、佐久間を追いかけて、、
今は、俺たちじゃ多分無理。」
雪襠「、、、わかった、。」
さっくんが、落ち込んだ時や1人になりたい時
必ず行くところがこの事務所内にある
地下の1人用のスタジオの
左側、奥から3番目の部屋
外からは中は見えないけど
ゆらゆら揺れる影だけは見える
雪襠「、、、入っていい？」
ドアのそばでそういうと
しばらく反応はなかったけど
ガチャっと鍵の開く音が聞こえた
雪襠「入るね？」
そう聞くと、影は縦に動いた
ドアを開けて部屋に入ると
部屋の端っこで体育座りをして
小さくなっているさっくんがいた
膝を抱えたまま顔を突っ伏して
少し荒い息を肩で押し殺していた
スタジオとは言っても、
1人用の歌専用の小さな部屋は
機材が邪魔で隣に座れない
けど、
トントン
さっくんが床を叩いて
"ここにいて"と合図をしてくれるから
機材を少し避けて
さっくんと向かい合わせになるように
体育座りをして座った
佐久間「、、、、A、」
雪襠「ん？」
佐久間「俺、、、どうしたらいい？」
雪襠「、、、」
佐久間「どうしたらいいのかな、、
もうわかんなくなってきた、、。」
顔を伏せたままで
声はだんだん弱々しく、震えて
小さな子供のように見えた
雪襠「さっくんは、、加入、いや？」
佐久間「、、、嫌、、っていうか、、怖い。」
雪襠「怖い、？」
佐久間「俺、、人付き合いできるようになったの
最近って話したでしょ？」
雪襠「うん。
グループのために、努力して
メンバーのお陰でそうなれたって
話してくれたよね？」
佐久間「そう、、。
でもね、それまでは
俺メンバーのことあまり好きじゃなくて、
嫌だなって思うこと、沢山あったんだよ。
グループ、抜けたいなって。」
雪襠「、、、」
佐久間「でも、、あの時抜けてたら
俺はずぅっと臆病なままで、
弱いままだった。
ファンの人がね？
ファンレターをくれたんだよ。」
雪襠「うん、」
佐久間「最近の佐久間くんは
見ていて元気を貰える。
メンバーのために、グループのために、
変わっていく佐久間くんはカッコいい。
ずっと6人でいてください、辞めないで。
って、。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1348人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スヒョン(プロフ) - もちむぎさん» もちむぎさん。はじめまして！コメントありがとうございます✨わざわざインストールを？！嬉しすぎます😭他にも動画なども作ってあげようかと思っていますのでお楽しみに☺️見てくださってありがとうございます☃️💕 (2023年3月28日 12時) (
レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
もちむぎ(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに拝見させていただいてます！動画を見るためにTikTokインストールしてきました！！！！！涙脆いので秒で泣いてきました素敵なものをありがとうございました。。 (2023年3月28日 4時) (レス) @page50 id: 6c6cd56d37 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - keikaさん» 3にしてやっと、、やっとです✨ここからグンと加速していきます😎 (2023年3月27日 23時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
keika(プロフ) - やっとラウールにSnowManの影を感じてきた！ (2023年3月27日 23時) (レス) @page49 id: bc74563837 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - keikaさん» keikaさん、はじめまして！コメントありがとうございます！嬉しいです✨頑張ります😎 (2023年3月27日 16時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スヒョン
| 作成日時：2023年3月20日 22時
