スノ担、マネになる。 (ページ45)

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♯45 滝沢side ページ45

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『滝沢side』

雪襠「わたし、スタッフさんに挨拶してきます。」

滝沢「終わったら戻ってこいよ」

雪襠「え？でも他のスタッフさんは

　向こうにいるんじゃ、、。」

滝沢「だから？」

雪襠「ここって、出演者の部屋ですよね？」

滝沢「だから？」

雪襠「え、、だから、、」

三宅「みんないてほしいんだって、君に。

　嫌じゃなければ、また戻って来てよ」

雪襠「あ、はい。ありがとうございます、。」

雪襠はキャストの部屋を出て行った

三宅「だから？って、w

　ちゃんとああやって行ってあげればいいのに」

滝沢「いやなんかさ、いじめたくなるんだよ雪襠って。」

三宅「まぁw わからなくもないけど。」

滝沢「それに、あいつは自分がどんだけ凄いか
　
　わかってないんだよなぁ、。」

三宅「ふぅん。」

滝沢「SnowManがさ、変わったでしょ、最近。」

三宅「そうだね。

　実力があったのは前からだったし。

　けどなんて言うか、焦りからなのか

　ピリピリしてたし、

　最初の稽古の雰囲気は最悪だったもんね。」

滝沢「でしょ？」

三宅「けど、最近は余裕ができた。

　不安とか焦りよりも自信が見えるよ。」

滝沢「それがあいつの力なんだよ。」

三宅「あの子の？」

滝沢「そう。その人の1番ほしい言葉をくれる。

　それが気休めでもその場凌ぎの言葉じゃないって

　分かるからみんなに響く。

　人の心を動かす言葉なんて

　そうそう言えるもんじゃないし、

　裏がある言葉なんて届きもしない。

　けどあいつは、不思議なことに、

　疑うとか、諦めとか、そういうのは

　二の次なんだよな。

　自分を信じてくれてる人がいるって言うのは

　ある意味プレッシャーかもしれないけど

　それをちゃんと力に変えてくれる、

　そんな力があるって俺は思ってる。」

三宅「ベタ褒めじゃんw」

滝沢「本人には言わないで」

三宅「言ってあげればいいのに」

滝沢「いいんだよ、そういうのは」

しばらくして部屋に戻ってきた雪襠は

キャストのみんなと楽しげに話して

「お先に帰ります」と言って

俺と三宅のところに挨拶に来た

雪襠「お先に失礼します。」

滝沢「おう、またな。」

三宅「お疲れ様でした。」

滝沢「気をつけて帰れよ。」

雪襠「はい、みなさんも。」

こいつに、この舞台はどれだけ助けられてたんだろう

SnowManにとって大きな存在になることは

確実なんだよな。