スノ担、マネになる。 (ページ39)

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♯39 ページ39

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『雪襠side』

渡辺「近い、離れて佐久間」

ちょっと怒ったような渡辺さんの声が聞こえる

佐久間「なんでぇ、」

渡辺「なんでじゃないよ、

　こいつ困ってんじゃん」

佐久間「こいつじゃなくて雪襠さんだよ、」

むすっとした声で渡辺さんに返す佐久間さん

深澤「はいはいそこまで、

　なんで二人が喧嘩腰になってんのw」

阿部「そろそろ稽古始まるから行くよー」

わたしは佐久間さんから解放されて

若干ピリピリする空気に動揺していた向井くん達に

「またね、頑張って」と声をかけて

町田さんがいる場所に向かった

町田「だいぶ打ち解けたんじゃない？

　みんなの顔が前と全然違うねw」

雪襠「それは、、そうなんですが。

　なぜか雰囲気悪くなってしまいまして、」

町田「いいじゃん、仲良くなってる証拠だよ。

　思ったより早くてびっくりしてるよ、

　もっと時間かかるかと思ってた。」

雪襠「そうなんですか？」

町田「だって、かなり尖ってたからね昔は。

　今はだいぶ丸くなったけど」

雪襠「あ、、なんか、聞いたことあります、。」

町田「でしょ？w

　雪襠ちゃんの登場でどうなることかと思ったけど

　少しずついい方向に向かってるみたいで

　安心してる。」

雪襠「わたしもです。

　いい方向に向かってるかどうかは

　わからないですけど、、」

町田「大丈夫じゃないかな。」

雪襠「そう、、ですかね、、。」

自信が持てないでいるのは、

わたしがSnowManの未来を変えてしまっていないか

不安だから。

町田「こう言う時はネガティブだなw

　自信持ちなよ、そんな顔してると

　メンバーも不安になるよ？」

雪襠「そうですね、、」

この先、加入やデビューを控えるSnowManに

わたしがどんな影響を及ぼしてしまうのか

全く影響がないなんて、きっとあり得ない。

いい影響ばかりじゃないと思う、

けど、足を引っ張ることだけはしたくない。

そんなこと考えてたら

身動きが取れなくなってしまうかもしれないから

今は全力で、滝沢歌舞伎を、SnowManを

ジュニアのみんなを支えられたらって

稽古に励むみんなを見ながら

改めて覚悟を決めた。

そして、稽古期間を終えて

御園座公演小屋入りの日を迎える。