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深澤「それにしても、照達に何で説明しようか。若旦那は何にも言わないにしても・・・。」
佐久間「照だって、むやみに追い出したりしないさ。妖が見える上に酷曇に晒されて呪いまでかけられちまってるんだ。放り出すなんて出来ないだろう。」
深澤「んー、そうは言ってもなぁ」
深澤さんは罰が悪そうな顔をして、玉藻と顔を見合わせた。玉藻も尖った耳をくっと下げる。
玉藻「最近気が立ってるからねぇ。あの子達。」
その言葉にわたし以外の全員がため息をついた。さっきから沢山の名前が上がってくるんけど、わたしにはさっぱりわからない。ただ、「ひかる」という人は気難しい人なようだ。
深澤「とりあえず帰ってきてから言ってみるしかないだろうな。」
佐久間「そうだね。ここで言ってても仕方ないね。」
一段落ついた雰囲気の中、廊下側の襖から声がする。
？「辰哉、夜食の支度が出来たよ。若旦那が一緒に食べようって言ってるけどどうする？」
この声は、先程わたしをこの部屋まで案内してくれた鶯色の着物の人だ。深澤さんは襖を開ける。
？「おや、佐久間もいたの？3人でなんの話してたんだい？」
玉藻「亮平、あたしらも数に入れておくれよ。この子はあたしらが見えてんだからさ。」
？「え？見えてるのかい？」
『はい、』
？「そりゃ珍しいこともあるもんだな。」
佐久間「亮平、まずは名乗りなよ、この子が驚いてしまってるだろ」
阿部「あぁ、これは失敬。わたしは阿部亮平と申します。この薬種問屋と連なる廻船問屋の番頭をしてます。」
『阿部さん、。』
阿部「それにしても驚きだよ、見える人に会えるなんて。なぁ、上皇。」
阿部さんはわたしの後ろに視線を送る。なんだろうと振り返ってみると強面の深緑の着物を守った大男が立っていた。
『わっ、、』
飛び上がって横に倒れ込んだ。
崇徳上皇「匂う。」
「上皇」と呼ばれた大男がわたしの背中を見て言った。
佐久間「薬湯の香りかな？」
深澤「いや、呪いの方だろう。」
阿部「呪い？」
佐久間「その話もみんなが集まってからにしよう」
深澤「そうだな。涼太が支度をして待ってくれている。」
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Asura(プロフ) - ありがとうございます！楽しみなしてます😆 (6月9日 1時) (
レス) id: 79a3f00215 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - Asuraさん» はじめまして！コメントありがとうございます！まだ続編移行しておりませんので、しばしお待ちください！移行しましたら移行先貼りますね😊 (6月8日 1時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
Asura(プロフ) - 初めまして！スヒョンさんのお話大好きです❤️いつも更新楽しみにしながら読ませていただいてます😆突然なのですが、続編の移行先はどこになりますか？ (6月8日 0時) (レス) id: 79a3f00215 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - 39ra1sh0wさん» コメントありがとうございます！usermho6x4ya37←こちらになります！作品名検索でも出てくると思います！ (6月7日 22時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - はなさん» はなさんコメントありがとうございます！嬉しいです😊 (6月7日 22時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2023年4月22日 2時
