従兄妹にお世話になることになりました【まふまふ】

《38》 ページ39

友｢今日こそ帰り道、ほんとにエイリアンに会ったりして！｣


貴『あははっw 何言ってんの〜、リアルにカオナシくらいの期待にしときな〜』


友｢アッ…ア…｣


貴『待ってw ちょっと似てんだけどww』


先生｢お前らほんと仲良いなぁ〜｣







教室から出て玄関へと向かっている最中に話しかけてきたのは、

数学担当 24歳の男教師、加藤 凌久(かとう りく)。たまにりっくんって呼んだりしている。

イケメン過ぎない爽やかイケメンもどきって見た目。







友｢先生羨ましいんでしょ〜！｣


先｢なんでそうなる。お前らお互い以外の友達いるのかよ？｣


貴『いるわけない。』


友｢Aだけで十分。｣


貴『わーーん！めっちゃ好き〜！愛してる！！』


友｢おわっ？！ちょっと、急に抱きつかないでよ〜｣


貴『というか先生、私達が他の生徒嫌いなの知ってるでしょ〜？いっつも一緒に愚痴ってんだからさ〜』


先｢ちょっ、それ廊下で言うなって！？しー！！しー！！国家秘密だっつーの！！｣


友｢3人でよく盛り上がってるよね〜。先生が嫌いな女子に話しかけられてる時はAと2人で…｣


先｢クスクス笑ってんだろ？俺気付いてるから、お前らほんと酷い｣


貴『先生のポーカーフェイスっぷり凄いよね。でもその後に私達が先生の愚痴聞いてあげてるんだからね〜』


先｢ジュース2本がいつもの条件だろ。よく言うわ…｣


友｢でもなんだかんだ私達のこと大好きだもんねー？先生！｣


先｢他の生徒と比べてお前らは頭がまともだからな〜、話してて苦じゃない｣


友｢まぁバカ高来た宿命ってやつ｣


貴『てか私達普通だよ、周りすごすぎて頭良く見えるだけ。にしてもりっくんツンデレなんだからっ！』


先｢そんなのリアルにいたら気持ち悪いだろってw

ほらほら、お前らどーせ寄り道してくんだろ？早く行った行った〜｣


友｢えー、今日は真っ直ぐ帰るつもりだったけど…よし！夜ご飯食べよ！｣


貴『急だねw いいけどどこで？』


友｢今日はいつものとこ！｣


貴『あーあそこね！何食べよっかなぁ』


友｢急にあそこのパスタ食べたくなってきちゃったw｣


貴『そう言われると私もお腹空いてきた〜』


先｢単細胞…｣


貴『りっくん、ボソッと言うんじゃない』

《39》→←《37》

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す