従兄妹にお世話になることになりました【まふまふ】

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貴『暗いけど…。今日雨…？もう時間ヤバいの…？』


ま｢まだ朝の4時だけど…！そんなことよりもなんでこんな所で寝てるの！

いやもちろん僕に100パー非があるんだけど…ほんとごめん…｣


貴『だって…お仕事の邪魔したくなくて…、眠いし一日だけなら、いいかなぁって…』


ま｢全然良くないって！体痛いでしょ？早く僕のベッドで寝な？｣


貴『いいよ、ここで…まふくんはどこで寝るつもりの…？』


ま｢僕は敷き布団で寝るから。床で寝てたのキツかったでしょ？｣


貴『ううん、大丈夫。敷き布団、貸して…』


ま｢いや、でも…｣


貴『いいの、若さゆえの否定…』









寝起きの働いていない頭で話しているせいか、少々変な事を口走ってる。ちょっと可愛い。


…じゃなくて。

仕事を邪魔したくないからってLINEすら入れなかったこの子は本当に謙虚な子なんだろう。

多分このまま話を進めても嫌だを繰り返して埒が明かない。









ま｢うーん…分かった。じゃあここに布団持ってくるね｣


貴『うん、ありがと…』









今にも寝落ちしそうな彼女のために、急いで布団を持ってきた。多分今年1速く動いた瞬間トップ3には入る。


恐らく何時間も床で寝ていただろうから、体を労わって敷く方を3枚重ねて敷いてあげたら、

待ってましたと言わんばかりにすぐにスっと入っては10秒もしない内に寝てしまった。


寝ているつもりでも体勢も体勢だったし、しっかりと休眠をとることは出来なかったんだろう。







ま｢本当に申し訳ないことをしたな…｣








JKの部屋に長居するのもなんだかイケない気がして、頭を人撫でして部屋を後にした。







ーー






脳内予定通りお湯を沸かしたらインスタントコーヒーをカップにぶち込み、それを持って作業部屋へと向かう。

途中で中断した作業を保存して、ゲームの画面を映し、小一時間ほどやったらパソコンの電源を切って寝室へ。


生憎、合鍵はそらるさんに渡したもので最後だったのでまた作らないとAちゃんに渡す分がない。


だからAちゃんが家を出て行く時と帰ってくる時に僕が起きていないと、

行きは玄関のドアが開けっ放しになって防犯上いかがなものになり、

行きは起きていたとしても帰りも起きていないとAちゃんが家に入れなくなってしまう。




さすがにそんなわけにはいかないからその間は起きていなきゃいけないわけだが…

果たしてロングスリーパーの僕がちゃんと起きれるか心配だ。

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