正体不明の実況者【男主？】 (ページ5)

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データ4 ページ5

キ「…お前本当に真っ白だな、全身真っ白で行くとは言ってたけど…w」

『でしょ？アルビノだから黒光りやりらふぃ〜になりたくてもなれない運命だよ』

キ「その反対に振り切ったな」

『たしかに髪は白い地毛が自慢だからって言うのを理由に趣味で伸ばしてるし服装も太陽光対策で白いのにしてるって言うのを理由に趣味でこういうの着てるし』

キ「結局趣味かよw」

『まぁいいじゃん成立する体型と可愛らしい顔面だから』

キ「今お前可愛らしいめっちゃ強調して言ったな」

『悪いか！w』

これが出会って5分だと考えられるだろうか……

自分でも驚いている

でも俺がキヨに言わなきゃいけないことは……

『キヨ…』

キ「ん？」

『ごめんッ！！』

キ「なんで？？」

『俺、キヨのこと信じてなかったわけじゃなくて、俺のこともっと早く言いたかったんだけどッ…』

どうしても言葉に詰まってしまう

おいいつもの実況のマシンガントークはどうしたA

『おれ、あの……』

その瞬間、キヨにぎゅっと抱きしめられた

キ「勇気出して会いに来てくれてありがとう」

その一言がどれだけ嬉しいことか

『…ありがと、キヨ』

キ「…お前、ガチでAか…」

『ん？ここで？』

キ「いや、やっと実際に会えて、こうして触れるなぁ、本当に存在したんだなぁって思って」

『…そっか、でも予想よりちゃんとした人間でしょ？w』

キ「うん…いっつもLINEで買った服自慢するくせに着てる姿みせてくれないから一体どんな奴なんだってずっと思ってた」

『ちゃんと着こなせてるでしょ？w』

キ「やっぱ真っ白だから白い服も似合うしそのレースついたブラウスとかスカートもいい感じに纏まってる」

『えっ、キヨがちゃんとファッションを褒めている…！？』

キ「これでもanan出たんでね」

『キヨも真っ黒コーデめっちゃ似合うね、細身なのと黒髪だからかな？』

キ「さっきこれでコンビニ行ったら他の客にめっちゃ避けられた」

『そりゃ182cmの真っ黒な男いたら泣くわ』

それから一緒に動画を撮ろうということになり、キヨが一人でやろうと思っていたホラゲーを満面の笑みで開いた

『なぁ、俺が大のホラゲー嫌いって知ってるよな？』

キ「やってれば慣れるから」

『でた根性論』

キヨの斜め後ろに座る

キ「何してんの？Aが操作するんだよ？」

『えっ』

無理矢理キヨの真横に座らせられる

『…ﾀｽｹﾃ』

キ「はいはい、撮り始めるよ」

『ｳｯ』