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思い描いてたお金持ちの生活は
好きな時間に起きて、美味しいご飯食べて、お買い物行ったりして1日を過ごすんだと思ってた
なんだけど...
佐「Aさん、もう起きんと間に合いませんよ」
「...分かってる」
佐「やったら起きてくださいよ」
「うん」
佐「一旦目開けましょ」
「開けた」
佐「開いてないですけど」
「...うわ！布団取るな！」
佐「遅刻して文句言われるん嫌ですもん」
早朝5時に起こしに来てくれたこの人は、私の護衛兼執事の佐野晶哉
代々A家を支えてくれている家の子で、一応私が主人だけど
お互い結構気楽な感じで接してる
「今日は何だったっけ？」
佐「午後は洋服の仕立てやご令嬢方とのお食事があるんで、午前は勉強漬けです」
「無理」
佐「無理とか無いんで。早く起きて準備してください」
「えーお勉強何時から？」
佐「6時です」
「絶対早すぎるよね勉強始まる時間」
佐「やから午後の予定も一緒に伝えたやないですか」
「午後は予定詰まってるから午前にってことね...」
洋服の仕立てとか令嬢たちと食事とか、優雅な予定やないかいって思うかもしれませんが
全くそうじゃないんですよ
まず洋服の仕立て
KJAの令嬢が2度同じ服を着るわけにはいかず、更に既製品もNGらしい
だからこの洋服の仕立てはかなりの頻度であって、しかも長いししんどい
次に令嬢たちとの食事ね
ただご飯食べてあははうふふしてるわけじゃなく
経済や政治の話をする上に、それぞれの家の経済状況などの探り合いで気疲れする
「勉強はいいけどさぁ...午後が憂鬱だなぁ」
佐「勉強の方がマシって相当ですやん」
夢半ばで前世が終わってしまったことは悲しかったけど
大好きだった小説の世界、
しかも主役とヒロインが結ばれる様を実際見れるかもしれない立ち位置に転生できて
呑気に喜んでた幼少期に戻りたいわ...
うちには男の子がいないから婿養子をもらうだろうし
恋愛にも期待できない
結局前世の時から恋愛とは無縁なんだなぁ
佐「朝食はどうします？」
「もちろん食べる」
佐「ほなはよ顔洗って着替えましょ」
「ん...ねぇせめてさ、仕立ての日程はずらせないかな」
佐「何言ってんすか、今回はただの仕立てとちゃいますからね？」
「え、なんで？」
佐「Aさんが18歳になったってことで、今度やっと社交の場に出れるやないですか」
あー...そういえばそうだっけ
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軟骨(プロフ) - ちぇるしーさん» コメントのセンスが良すぎて思わずふふっと笑っちゃいました。このお話の肝は晶哉だったりしますね。いってらっしゃいませ！ (10月4日 0時) (
レス) id: 720d6cffa8 (このIDを非表示/違反報告)
ちぇるしー(プロフ) - お話の途中で晶哉がおもろすぎてコメントしてしまいました。今、彼はティーポットを割った所です。最高に面白いです、では続きに行って参ります。 (10月3日 11時) (レス) @page30 id: 54f901c7b7 (このIDを非表示/違反報告)
軟骨(プロフ) - ちいさん» コメントして頂きありがとうございます！続きの更新も頑張りますね！ (2022年7月25日 2時) (レス) id: 720d6cffa8 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 更新嬉しいです！続きもめっちゃ気になります！！ (2022年7月18日 3時) (レス) @page38 id: dd60ea8e42 (このIDを非表示/違反報告)
軟骨(プロフ) - ぽこぴーさん» コメントして頂きありがとうございます！嬉しすぎて泣いてます(;_;)本当にありがとうございます！！ (2022年7月18日 2時) (レス) id: 720d6cffa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：軟骨 | 作成日時：2021年12月14日 6時
