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「警察の皆さーん


そこまでです」






私は先生に言われたとおり


理科準備室へのハシゴを降りた




見るとそこには武装した警察と思われる人がおり


私は先生の腕の中で頭に銃を突きつけられている






「倒れたという情報が出回っていたので


さぞかし驚かれたことでしょう




でも


生徒に情報を拡散させたのは


僕の指示です




爆弾の数も減って来ちゃったので


新しい武器が欲しくて




だから…」






その直後


小さな呻き声と共に体に回されている腕に力がこもった




途端に荒くなる息に声をかけたくなったが


人質という身を演じる以上


ココで協力していることを気付かれてはいけない




私は必死に唇を噛み締めて


先生を信じるしかなかった






「……全ての武器をココに置いて…


撤退してください」






その声を無視して銃口をコチラに向ける警察に


先生は腕についたリモコンを押した




瞬間


彼らの上の天井が崩れ


瓦礫が降ってくる






「ご安心ください


隊員の皆さんは無事です




ただ…


次は本当に


真上にある爆弾を爆破させます!




……どうしますか?」






武器を持ったまま動こうとしない彼らに


私は咄嗟に口を開いた






『お願いです…!


言うことを聞いてくださいっ…




じゃないと私…


殺されちゃう…』






そう言うと


警察は武器を置いて足早にその場を去った






柊「ご協力に、感謝します…




代わりと言ってはなんですが…


コレからSNS "MIND VOICE" に


ある情報を流します




それをご覧になれば


皆さんの考えが


変わるかもしれません」






そこまで言って倒れ込んでくる体を抱きとめ


力なく床に膝を着く先生に合わせて座り込む




先生は片手で私の背中を掴み


空いた片手でペン型のマイクを握り締めた






「…っ……


一体、僕が何をしようとしているのかっ…


……Let's think」

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柊一颯LOVE - 佐藤さんの作品を毎日楽しみに見ています私は柊一颯が大好きです主人公さんと柊一颯の絡みを沢山書いてくださいね私は佐藤さんの事を応援しています頑張ってね (2020年1月3日 22時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐藤。 | 作成日時:2020年1月3日 21時

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