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柊「あ、悪い悪い
ケータイの電源切るの忘れてた」
着信音は先生のものらしく
おどけた調子で携帯を取り出すと
一瞬にして顔を強ばらせた
先生は画面をタップし
ゆっくりと耳に携帯を当てる
柊「……もしもし」
誰と話しているのだろうか
強ばらせた顔を緩めることなく
先生は窓の方へと向かった
柊「なんで警察が文香の携帯を…」
どうやら相手は警察らしいが
── "ふみか" って誰なんだろう…
先生の様子から察するに大切な人なのだろう
何故だか
心の奥がﾓﾔﾓﾔしている
柊「彼女と話したのか！
何を話した！答えろ！
文香に…」
甲斐「リモコン取れ！」
気がつくと
その声に数名の男子が先生に襲いかかっていた
その拍子に吹き飛んだのか先生の手元に携帯はなく
力なく床に抑え込まれている
里見「よし！取ったぞ！」
見ると里見くんの手には先生のつけていた腕時計がしっかりと握られていた
隼人はそれを確認すると
自分の下にいる先生に目を移す
甲斐「今まで随分遊んでくれたな！」
そう言って何度も先生の顔を殴りつける隼人を目の前に
突然視界が歪んだ
『ダメっ……先生…』
その時、脳裏に浮かび上がったのはあの時の風景で
顔を怒りに染めたお父さんが
私の上に跨り何度も拳を振るう
痛くて
辛くて
怖くて
苦しくて
悲しくて
涙が零れた
痛い…
痛いよ、お父さん……
私はどうなってもいいから
お願いだから…
お願いだからその人だけは傷つけないで…
『……はぁっ…はぁ…っ』
あれ…
呼吸ってどうするんだっけ…？
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佐藤。(プロフ) - マドレーヌさん» ありがとうございます！本当に不定期すぎる更新で申し訳ないです…。頑張ります！ (2019年10月11日 18時) (
レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - とてもおもしろいです(*^^*)一気読みしてしまいました！これからも頑張って下さい♪応援してます(p｀･ω･´q) (2019年10月4日 19時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - 歌波さん» そうなふうに言っていただけて嬉しいです…！完璧なる自己満足作品ですが、これからもよろしくお願いします！ (2019年5月3日 16時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
歌波 - 神作をまたもや発見 (2019年5月3日 14時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤。 | 作成日時：2019年4月30日 18時
