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柊「ココ、男子トイレだぞ」




宇佐美「どこまで知ってんの?




誰が投稿したかなんて


調べようと思えばできるはず




本当は知ってるんでしょ?






……みんなの前で懺悔させようとしても無駄だから




あんな投稿バレたら、それこそ人生終わったも同然




今まで築き上げて来たものが全て崩れ去る」




柊「随分 "やり逃げX" に肩入れするんだな






……名乗り出なきゃ誰か死ぬぞ」




宇佐美「別にいいよ?




私じゃなければ」






── 香帆があの書き込みを…?




── どうして…?






どうやら会話が終わったらしく出て来る香帆を見ると


さくらが何かを手に持って香帆に話しかけていた






茅野「あ、あの


これなんだけど…」




宇佐美「今の聞いてたの?」






きっと聞こえていたであろうさくらが口をこもらせ答えを渋っていると


唯月が一歩前に出た






諏訪「聞いてたよ?




ココのトイレ、隣の声も結構よく聞こえるんだよね」




宇佐美「……Aも?」




『え、あ…うん…』






香帆には見えていないと思っていたが

私も指摘されて廊下に出る






宇佐美「言っとくけど、私じゃないから」




諏訪「クラスの人気者があんな投稿してたなんてバレたら…」


宇佐美「だから私じゃないって言ってんでしょ?」






張り詰めた空気感に沈黙が流れると


鉄パイプを持った隼人を先頭に


数名の男子が真剣な面持ちで現れた






甲斐「あいつ、まだ中いるか?」




諏訪「いるよ」






そう聞くと更に目線を鋭くさせた隼人に


私は彼らがしようとしていることを察知した




『せんせ…』


須永「おい!黙ってろ!」






危険を知らせようとしたのも束の間


須永くんに口元を抑えられ壁に押し付けられる




必死に抵抗するもやはり相手は男だ


敵うはずもない






甲斐「須永


そいつちゃんと抑えとけよ」






ゾロゾロとトイレの中へ入って行った彼らに


気持ちが焦る






── 先生の身に何かあったら…






そう思って必死に体を捩らせると


ほんの一瞬緩んだ隙に口元の手を外す






『先生、危ない!』

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佐藤。(プロフ) - マドレーヌさん» ありがとうございます!本当に不定期すぎる更新で申し訳ないです…。頑張ります! (2019年10月11日 18時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
マドレーヌ(プロフ) - とてもおもしろいです(*^^*)一気読みしてしまいました!これからも頑張って下さい♪応援してます(p`・ω・´q) (2019年10月4日 19時) (レス) id: c84dba5333 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤。(プロフ) - 歌波さん» そうなふうに言っていただけて嬉しいです…!完璧なる自己満足作品ですが、これからもよろしくお願いします! (2019年5月3日 16時) (レス) id: e3ca0308e7 (このIDを非表示/違反報告)
歌波 - 神作をまたもや発見 (2019年5月3日 14時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐藤。 | 作成日時:2019年4月30日 18時

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