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向井「ゆうて、男もんのしかないからあれかもしれんけど……」




そう言って貸してくれたのは康ちゃんの部屋着と、スキンケア類、シャンプーなどなど。


ここで女物出されたらメンタルえぐられるから良かった。

洗面台にもそういうものは見当たらないから一安心




遠慮なくシャワーを借りて、さっき渡されたパーカーを着た。

そこからは当然だけど康ちゃんの匂いがして。

なんか抱きしめられてるみたい……てキモイか。






「康ちゃん、シャワーありがとう。」




さっぱりして、だいぶ目も覚めた。
リビングに入ると康ちゃんはご飯を作ってて。





向井「おお、お帰り、て、髪濡れたまんまやん」

「ん?うん。」

向井「あかんあかん、乾かしたるから、ほらそこ座って。」

「え?」




言われるがままソファーに座らされるとドライヤーを持った康ちゃんが私の後ろに立つ。





「え?!乾かしてくれんの!?」

向井「ええよ、だってそうじゃないとA乾かさんやろ」

「うん、しない」

向井「風邪ひくやろ、乾かさなあかんで?」




そう言ってドライヤーのスイッチを押すと私の髪を乾かし始めた康ちゃん。

普段は絶対こんなことしないのに。

髪に触れる手が優しくてキュンキュンしちゃう。

彼女とかにもこんななのかな、やだな、考えただけで胸が苦しくなる。






「康ちゃーん、聞こえるー?」

向井「なんやー?」

「こんなこといろんな人にすんのー?」

向井「アハッ!(笑)ストレートやなー(笑)……んー、姪っ子にはしたことあるけど、それ以外にはしたことないで」

「……そっか、」



じゃあ私だけ、って思ってもいいのかな
そうだったら嬉しいな



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.→←◎安心する匂い



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作者名:chi | 作成日時:2021年4月25日 16時

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