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お酒やつまみを食べながら永遠に話していたら、気づくとお店に来て3時間経っていた。
やっぱり2年という月日は長くて、話題は全然尽きずずっとずっと喋っていた。
真奈「いや〜、笑った笑った」
「ね、ほんと(笑)久しぶりにこんな笑った(笑)」
真奈「それは私も(笑)やっぱり最高だわ」
やっと一段落ついて2人とも水を飲んで酔いを冷ます。久しぶりに飲んだな、こんなに。
次は何を呑もうかな、ってメニューを選んでいたら真奈から名前を呼ばれる。
「んー？」
メニューから顔を上げずに返事をするが一向に話出さない真奈。なんだか変に思い顔を上げると少しだけ難しそうな顔をしながら笑っていて。
「どうした？」
様子がおかしいからメニューを置いて前を向く。
真奈は意を決したのか、私に向かって話し始めた。
真奈「A、さ、見た……？」
「見た、って？」
真奈「だから、あの、あいつら…、が、」
そこまで聞いてなんの事かすぐわかった。
真奈がどうしてここまで気を使っているのかも。
「見たよ」
真奈「えっ？」
「デビューしたね、ふっか達」
私がすんなりと名前を出したからか、真奈は驚いた顔をする。
真奈「やっぱり知ってたか」
「まあね、あんな連日テレビにでてれば(笑)」
真奈「まあそっか(笑)回避するのが無理か(笑)」
真奈が私にこの手の話をするのはあの日以来。
多分気を使ってくれてたんだろうな。
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作者名：chi
| 作成日時：2021年3月4日 23時
