好き、その一言 1 【紫】 (ページ18)

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あの日からふっかと学校で絡むことが増えた。

ふっかの周りにはいつもたくさんの人がいて、いろんな人と話すようになったけど、

その中でも、一学年下の照はふっかとよく一緒にいることから話すことが一番多く、いつの間にか真奈も合わせた4人で一緒にいるようになった。

4人で屋上に行ってお昼を食べたり

たまにみんなでサボって遊びに行ったり

とにかくいろんなことをした。

そしてその時間は何よりも楽しくて、

4人で過ごす時間が大好きだった。

ふっかともよく2人であそんでいて。

一緒に映画行ったり、ラーメン屋巡りしたり、ふっかのクレーンゲームの凄技をみたり、

ふっかとはすごく気が合うし、好みも似てて、何より素のわたしを受け入れてくれるから一緒にいて楽だった

それに「あこ行こ」とか私が悩んでたら優しくリードしてくれたり

悪いと思って断るんだけど毎回「こういうのは男の役目だから」っていつもお金を出して。

友達の私にこんなだから、きっと彼女にはもっともっと優しくて特別なんだろうな。

ふっかといればいるほど、優しくて男前な一面に触れてしまうから

どんどんどんどん彼に惹かれてしまい、

いつしか、その特別になりたいって思うようになってしまったんだ。

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