検索窓
今日:59 hit、昨日:85 hit、合計:420,670 hit

2 ページ14

SideJM


ホビヒョンは厳しい顔で、ジョングクに真っ直ぐ向かう。


JH「やる気ないなら帰れ!!集中できないなら邪魔なだけだぞ、わかってるだろ?」

JK「.........すみません」

JH「すみません、ってさっきからそればっかりだろ、お前。もう何回目だよ、おんなじミス」

JK「..........すみません」


JH「話聞いてんのか!!!」



びりり、と練習室に波打って響くホソギヒョンの怒鳴り声。


こういう時、ヒョンはとても怖いけど、でも、宿題を忘れて怒鳴り散らす高校教師のような怖さじゃない。もっと、なんていうか、鋭くて細い針みたいな怖さだ。

ヒョン自身の真剣さ、それと、なんていうか、優しさ?みたいなもの。そんなものが、あの鋭い怒鳴り声に混ざってる気がして。


「一旦休憩にしよう。十分後、再開」


先生の言葉でほんの少し、緊張が解ける。


それ以上は追求せず、踵を返して練習室を出ていったホソギヒョンに取り残されたように、ジョングガは動かない。


このままじゃ十分間そのままでいそうで、とりあえず近寄ってみる。

Aはいつのまにかどこかへ行ったのか、姿が見えないし。

JM「ジョングガ、ほら」


タオルを頭にかけてやる。

JK「..........................................」



なにか言いたいのか、それともただ戸惑ってるのか。


瞳をゆらゆらさせるジョングガを引きずるように部屋の端に連れてって、座らせる。


JM「.......気に、すんな、とは言えないけどさ.........」

TH「ジミナ」


遠巻きに見ていたテヒョンが僕を呼ぶ。なんだよ、いま大事な話するんだけど。


顔で渋って見せるけど、テヒョンは真顔で僕の名前を呼ぶから、ジョングガを置いて結局テヒョンのもとへ。


JM「なんだよ、テヒョンア」

TH「なんか、いまはそっとしといてもいいかな、って」

JM「でも、」

呼ばれてる間にさらっとジニヒョンがジョングガに近寄った。

JN「ヤージョングガ、お前がこんなミス、珍しいな」

JM「ちょ、ジニヒョ、」

JN「ま、切り替えていこ、な」


ぽん、と軽く頭に手を置いて、そのまま通り過ぎるように部屋を出ていく。

TH「...................ジュース買い行こ」

JM「....................」

3→←STEP1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (297 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
928人がお気に入り
設定タグ:bts , 男主 , 防弾少年団   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。