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SideJM
ホビヒョンは厳しい顔で、ジョングクに真っ直ぐ向かう。
JH「やる気ないなら帰れ!!集中できないなら邪魔なだけだぞ、わかってるだろ?」
JK「.........すみません」
JH「すみません、ってさっきからそればっかりだろ、お前。もう何回目だよ、おんなじミス」
JK「..........すみません」
JH「話聞いてんのか!!!」
びりり、と練習室に波打って響くホソギヒョンの怒鳴り声。
こういう時、ヒョンはとても怖いけど、でも、宿題を忘れて怒鳴り散らす高校教師のような怖さじゃない。もっと、なんていうか、鋭くて細い針みたいな怖さだ。
ヒョン自身の真剣さ、それと、なんていうか、優しさ?みたいなもの。そんなものが、あの鋭い怒鳴り声に混ざってる気がして。
「一旦休憩にしよう。十分後、再開」
先生の言葉でほんの少し、緊張が解ける。
それ以上は追求せず、踵を返して練習室を出ていったホソギヒョンに取り残されたように、ジョングガは動かない。
このままじゃ十分間そのままでいそうで、とりあえず近寄ってみる。
Aはいつのまにかどこかへ行ったのか、姿が見えないし。
JM「ジョングガ、ほら」
タオルを頭にかけてやる。
JK「..........................................」
なにか言いたいのか、それともただ戸惑ってるのか。
瞳をゆらゆらさせるジョングガを引きずるように部屋の端に連れてって、座らせる。
JM「.......気に、すんな、とは言えないけどさ.........」
TH「ジミナ」
遠巻きに見ていたテヒョンが僕を呼ぶ。なんだよ、いま大事な話するんだけど。
顔で渋って見せるけど、テヒョンは真顔で僕の名前を呼ぶから、ジョングガを置いて結局テヒョンのもとへ。
JM「なんだよ、テヒョンア」
TH「なんか、いまはそっとしといてもいいかな、って」
JM「でも、」
呼ばれてる間にさらっとジニヒョンがジョングガに近寄った。
JN「ヤージョングガ、お前がこんなミス、珍しいな」
JM「ちょ、ジニヒョ、」
JN「ま、切り替えていこ、な」
ぽん、と軽く頭に手を置いて、そのまま通り過ぎるように部屋を出ていく。
TH「...................ジュース買い行こ」
JM「....................」
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飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時