2 ページ8
SG「どうしてもそれ、悪口になっちゃいますもんね」
みんなAが大好きだ。別に歌や踊りができないことが、いいと思ってるわけじゃないけど、そのことで貶したり、自分より下に見たりはしてない。だからこそ、Aの美貌は才能だと、………
JN「可哀想、ではあるよね」
SG「………」
少し前、Aとジョングクが眠った後のダイニングテーブルでの話を思い出す。
TH「A、また足にマメができてた」
JH「え、また！？かわいそうに…明日テーピングしてあげよう」
JM「また、って、よくあるんですか？」
JH「Aはねー。まあ、普通は練習で足にマメ作るのなんてダンス始めたばっかの子だけだけど」
JM「…？練習生の期間は短くないですよね？A」
SG「多分、体の使い方が下手だからじゃないか？俺も初めはできたよ。今はもうなくなったけど」
RM「いつまでもコツを掴めてないってことか？ホソク」
JH「うーん……でもあんだけ練習したら自然に身につくはずのものなんだけど…」
TH「………」
JM「……Aって、おぼっちゃまなんですか？」
JN「いや？普通の家庭って聞いてるけど…なんで？」
JM「なんか、自分で何かやるのって見たことないな、って。マメも、事前に自分でテーピングすれば防げるかもしれないのに」
RM「あー……それは…」
JN「うーん……俺たちの所為、でもあるのか？というか周りの？」
JM「どういうことです？」
TH「Aはさ、可愛いじゃん」
JM「うん」
TH「綺麗じゃん」
JM「そうだね」
TH「だから」
JM「……ん？」
RM「………Aは何するにも危なっかしいんだ。幼稚園児が包丁持ってるみたい、っていうか。そうでなくても可愛いから、聞かれたら教える前にやってあげちゃうんだよ」
SG「きっと小さい時からそうだったんだろうな。甘えるつもりがなくても、周りが勝手に甘やかす。そういう意味ではおぼっちゃまより厄介かも」
JM「そ、そんな……そんなことってあります？」
JH「だってほら、あの顔だよ？」
JM「………」
JN「本人が自覚してるのかどうかわからないけど、でも実際そんなふうに生きてこられちゃってるから」
RM「ある意味かわいそう、なのかもしれないな」
かわいそう。そんな言葉をAに使うのはとても不釣り合いに思えるのに、その言葉は驚くほど自然に頭に入ってきた。
SG「かわいそう、なんですかね」
デビューまで、もうカウントダウンは始まっている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1963人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
watanuki - すばるさん» まだ始まったばかりだけど、採用していただきありがとうございます！もうワクワクが止まらない笑笑 (2019年7月23日 19時) (
レス) id: 398ac4b0d3 (このIDを非表示/違反報告)
すばる(プロフ) - watanukiさん» リクエストありがとうございます！女体化楽しそう....！ (2019年7月22日 13時) (レス) id: 7eb248740d (このIDを非表示/違反報告)
watanuki - リクエストいいですか？主人公が女体化する内容が見てみたいです(?)。あと、このお話ものすごく楽しませてもらってます！あ、その女体化した時の身長はジミンちゃんくらいがいいです。170近く？まあ超えるくらいがいいです。よろしくお願いします！ (2019年7月22日 7時) (レス) id: 398ac4b0d3 (このIDを非表示/違反報告)
すばる(プロフ) - (名前)さん» 早速ありがとうございます！演技のお話考えてみますね！！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 345011fa2c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - やっぱり演技の話見てみたいです！ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 993ddb6aa8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すばる | 作成日時：2019年5月21日 23時
