ガスマスク少女。

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あれからお昼を食べ終わり(どうやって食べたかは後程)





1人でお手洗いに向かっていた時。









「 そこの仔犬！止まれ！ 」






『 ( ｼｭｺｰｯ… ) 』









ピタ、と止まると後ろからつかつかと歩み寄ってくる人物。





クルーウェル先生だ。









ｸﾙｰｳｪﾙ「 素直に止まるのはいい事だが、毎回呼吸音で返事するのは感心しないな 」









…バレてた。









『 どうかしましたか？( ｼｭｺｰｯ )




また薬草の取り分けをして欲しいとか？(ｼｭｺｰｯ) 』









ｸﾙｰｳｪﾙ「 今日は違う 」









今日は違うのか。








クルーウェル先生が声を掛ける時は、


大体薬草の取り分けをお願いするときなのに。









なんでもガスマスクをしている私は、



匂いのキツい薬草を取り分ける役に最適だとか。









ｸﾙｰｳｪﾙ「 今日は放課後に補習ということを伝えに来た 」








『 ……( ｼｭｺｰｯ ) 』









ｸﾙｰｳｪﾙ「 明らかに不機嫌な態度を取るな。


ハーツラビュルのデュース・スペードより点数が悪かったぞ 」









『 ……まあ…(ｼｭｺｰｯ)…

私異世界から来た人間で……(ｼｭｺｰｯ)


魔法の知識なんて塵もありませんから…(ｼｭｺｰｯ) 』









ｸﾙｰｳｪﾙ「 補習が嫌だからと呼吸の数を多くするな。


サボることは許されないからな 」









それだけ言ってさっさと去っていく先生。









……あの人なんで私の呼吸を把握出来てるんだろう。









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