ガスマスク少女。

27 ページ28

.



















＿＿＿＿＿＿





＿＿ベソベソ、 と泣きながら傷んだ体を引きずってオンボロ寮に帰る。









あれからお腹とか肩とか、洋服で隠れるところは全て噛まれた。









ジェイド先輩もフロイド先輩も噛む力が凄いのは見た目とウツボって言うことからそうだろうなって思ったけど、




まさかアズール先輩もやばいとは思わなかった…









皮膚を貫くんじゃないかってぐらい痛くて、




一瞬死を覚悟したくらい。









契約？







契約はしっかり結びました。









一通り噛まれた後、

アズール先輩は何事もなかったかのように契約内容を読み上げて




気づいたらサインしてた。









モストロラウンジで働いて、



その3分の2の給料をコスメとして渡してくれるらしい。







例えそれが給料日前だろうが、無くなれば直ぐに準備してくれるらしい。









オイシイ話しすぎて怖くなったけど、



イソギンチャクが解放された今は人手不足なんだとか。









噛んだお詫びとも言ってたけど…






まあ、私が得するならいいや、と簡単にサインしたのだ。



















＿＿＿＿＿ アズール先輩の契約に、契約する側に取って オイシイ 契約なんて絶対無いのに。



















.

28→←26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す