Unforgettable【TH】Ⅱ (ページ25)

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75 TAEHYUNG ページ25

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「て、テヒョンが…私の中にまだいるからじゃないかって…」

TH「…え、…」

………

なんていった？

目の前で耳まで赤くして膝の上で両手をきゅっとにぎって縮こまるA。

かわい…

ちがう、そうじゃなくて…

Aも俺と同じなの？

TH「Aも俺のこと忘れてなかったの？」

「…いや、えっ、えっ、と…」

うーんって言いながら真っ赤な顔でどう言おうか迷ってアタフタしてる。

あーもう。いちいちかわいいな…

抱き締めたくなるけど、まずはAの話を聞かなきゃとぐっと我慢して続きを促す。

「あの、私も2人に言われるまで気付かなくて…言われてみればテヒョン以外の人とは長続きもしないし…なんて言うか、その、…」

TH「うん、」

「て、テヒョンが好きなのか聞かれたら今はたぶんそうじゃないの…まだ再会してそんな経ってないしいっぱいいっぱいで、わからない。」

TH「そっか」

「でもね、…その……私もテヒョンは特別なんだと思う…たぶん、…」

TH「…ありがとう、A。」

「曖昧でごめんね」

TH「ううん、今はそれで十分。」

Aと2人きりで会って話ができて、こんなにかわいい姿見れて、俺が特別だなんて嬉しい気持ちを聞けて。

図らずもきっかけを作ってくれたジミンに感謝する。
……少しだけ。

Aが好き。今日もっと好きになった。

俺にはAしかいない。Aがいい。

自分で言ったんだけど、本当にまだ振らないでいてくれるってことは、可能性はあるよね？

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