ハッキング39 ページ40
Aside
ヘリのローター音が消えない
それを疑問に思いながらも、先を行こうとする降谷さんについていこうとした
その時だった
ズガガガガガッ!!!
『何・・・!?』
降「奴ら、まだ・・・!!」
私たちが居る所にまで弾丸が飛んでくる。その時、足場が崩れた。
降「ん?うおっ・・・!」
『っ降谷さん!』
たまたまあった鉄格子に掴まり私は落ちずにすんだが、降谷さんが落ちてしまった。
『そんな、どうしよう・・・!』
降谷さんがこんなことで死ぬタマじゃないことは分かってる。それでも、
『不安に、なるんだよ・・・。』
昔から一人は嫌い。暗くて汚い自分を思い出すから。暫くはこんなことなかったのに・・・。
『それだけ、降谷さんが大きい存在になってるってことかな。』
それが少し、嬉しい。こんな状況だというのに思わず頬が緩む。握りしめていた鉄格子にひっつきながら、何とか足場に戻る。その瞬間、けたたましい音が響く。
『!?まさか、そんな・・・!』
観覧車が、転がりだしている・・・!?
ふらつきながらも何とか体制を整え、外れた観覧車のもとへと向かう。コナンなら、きっと解決策を見出している筈・・・!
全力で走り、何とか観覧車の近くまで行く。近くにコナンや降谷さんの姿も見えたが、今はとにかく止めなければならない。
『何か、方法は・・・!』
その時、視界の端を何かが通り過ぎた。
『あれって・・・。!まさか彼女・・・!』
何かが向かっていった場所へ、私も走る。数年前は、この私が誰かの為に全力疾走することになるなんて思いもしなかった。でも、こんなふうになったのは・・・
『兄さん達や姉さんのおかげ、かな。』
最後まで正義を貫いた景光兄さん(ヒロ兄)。最後まで誰も恨まなかった美夜姉さん。私にはもったいないくらい、いい家族だった。
『っだからこそ、誰も死なせやしない・・・!!』
その決意を胸に、黄色いクレーン車のもとへと向かう。中にはやはり、キュラソーが乗っていた。
『っ逃げて、キュラソー!』
今出せる精一杯の声を出し、未だ観覧車を押し続ける彼女に訴え掛ける。
キュ「貴方は、一体・・・。」
『今はそんな事どうでもいい!お願い、生きて!』
キュ「・・・ありがとう。でも、私はあの子達を救いたい。彼らが私を救ってくれたように。」
この世に何の未練も無いような顔をしながら、運転席を離れないキュラソー。
『・・・なら、今度は私が貴方を救うわ。』
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てふてふ(プロフ) - わー、すみません。ありがとうございます! (2019年7月18日 20時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 超記憶能力ではなく、瞬間記憶能力ですよー (2019年7月18日 16時) (レス) id: 805b324c62 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*)この作品大好きなのでこれからも楽しみにしてますね(*^_^*) (2019年5月29日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ(プロフ) - まじですか!すいません、そのとこだけ書き直させて頂きます!すいません! (2019年5月27日 19時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 蘭達が通ってるのは帝丹高校で間違いないんですけど、蘭達は17歳なので3年生ではなく2年生ですよ(´∀`) (2019年5月27日 13時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てふてふ | 作成日時:2019年3月28日 21時