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ハッキング28 ページ29

Aside

降谷さんに歯が浮くような甘い言葉を言われ、赤くなった顔を冷やすように両手で頬を触っていたら、降谷さんに話しかけられた。

降「それで、何か用があったんじゃないのか?」

その一言で、なぜ自分が降谷さんに近づいたのかを思い出す。

『そうそう、キュラソーの潜伏場所、組織も掴んでいないみたい。そうなると、私たちがかなり有利じゃない?』

降「なに!?ということは、先に見つけた者勝ちということか・・・。」

『そうなるね・・・、頑張って居場所を割り出すわ。』

降「ああ、頼む。俺は他を当たってみよう。」

そう言い、部下へと指示を出しにいく降谷さんを見送り、再びパソコンへと向き合う。だが、思った以上に捜査が難航しており、めぼしい情報が見つからない。

『緊急事態だし、仕方ないよね・・・!』

そう呟き、人目に気を付けながら人気のない所へ行く。仕事用の黒い携帯を取り出し、使い捨てであろうその番号に掛ける。そして、3コール目で、彼奴の声が聞こえた。

《よう!久しぶりだなぁ、元気にしてたか?》

『・・・久しぶり、センセ。相変わらず忙しいみたいで。』

《はっ!皮肉とは、てめーも言うようになったじゃねーか!》

私の狙撃の先生、あの世界でも有名な大泥棒、ルパン三世の相棒ー次元大介ー。

『早速だけど、ちょっと協力して欲しい案件があるの。』

《なんだ、また厄介事か?今度はどこの依頼だ?》

『公安。』

そう言った瞬間、携帯越しに飲んでいたであろうコーヒーを吹き出す音が聞こえる。

《こ、公安!!??てめー、なんてとことつるんでやがる!?》

いや、世界的大泥棒とつるんでる時点でもう手遅れでしょ・・・。喉まででかかった言葉を飲み込み、再び交渉に持ち込む。

『お願い、協力して。時間がないの!今度日本に来たときお寿司奢るから!』

《その言葉、忘れんなよぉ?その頼み聞き届けてやらぁ、嬢ちゃん♪》

声が先生と違う。この人をおちょくるような声は・・・!

『ルパン!?貴方、聞いてたの?』

《まぁねぇ〜♪てか、今失礼なこと思わなかった?》

『・・・気のせいよ。それで、調べてほしいことだけど・・・』

要件を伝え、新しく貰った番号を携帯に登録し、降谷さんのもとへと戻った。彼らの協力があるのなら、きっとすぐに見つかるだろう。期待を抱きながら、降谷さんの車で家へと帰り、就寝した。

数日後、東都水族館であんな事が起きるなんて、誰も予想していなかった。

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てふてふ(プロフ) - わー、すみません。ありがとうございます! (2019年7月18日 20時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
葉月 - 超記憶能力ではなく、瞬間記憶能力ですよー (2019年7月18日 16時) (レス) id: 805b324c62 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - いえいえ、訂正ありがとうございます(*^-^*)この作品大好きなのでこれからも楽しみにしてますね(*^_^*) (2019年5月29日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ(プロフ) - まじですか!すいません、そのとこだけ書き直させて頂きます!すいません! (2019年5月27日 19時) (レス) id: dcfdec1ad5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 蘭達が通ってるのは帝丹高校で間違いないんですけど、蘭達は17歳なので3年生ではなく2年生ですよ(´∀`) (2019年5月27日 13時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てふてふ | 作成日時:2019年3月28日 21時

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