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あなたの輪郭 ページ8
*朝焼け
『あの、よくわからないのだけれど、でも、何故か、あなたとだけは、ここで終わっちゃいけないって、そう思うの』
ぽろぽろと零す大粒の涙に朝焼けが写る。胸を焼く郷愁に似た切なさ、溢れる想い。これがどういう感情からなのかとうてい理解できない程それは莫大で、果てしなくて。ただ、恋に似たものであるとだけぼんやりと知覚していた。
*しんあい
きっとわたしがあなたにどれだけ可愛いと好きを言っても、あなたはその表面をさらってはにかむのでしょう。
わたしの可愛いと好きは、そうだけどそうじゃないの。もっと、もっと深いんだ。ほんとうに可愛いって、好きだって、いつでも想ってるの。こころの底からあなたを、
*あなたは太陽
会いたいの、ただ会って、ご飯を食べて、話したいだけなの。たわいのない話をして、それは間違っているよと啓蒙されたいだけなの。一緒に台所に立ちたいだけなの。
それすらも……許されない世の中だなんて、消えてしまえ。
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作者名:花ら小片 | 作者ホームページ:https://marshmallow-qa.com/1yebl4asi8ufnkj
作成日時:2024年8月12日 20時