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愛することだって痛い。愛せないことはもっと辛い ページ7




あなたの妹になりたかったの。ほんとうは、ずっと、あなたからいっとう特別な愛を注がれたかった。



あなたがね、とんでもなく好きなの。あなたを思うと、ここがぶるぶるするよ。愛おしさがせり上って時々目から溢れるの。つま先から頭のてっぺんまで愛したい。愛してるって言いたい。だから、教えて。間違いのないあなたを、教えて。



愛するのが苦手なのが貴女でしょう。でも業突く張りでワガママなゆえに、強行突破して自分も愛したかったはずの当人も傷つける。不器用にも程があるんじゃない?



怖いよ。けど、やらなくちゃ。おれがやらなきゃ、他のひとがおれの代わりになって死んじゃう。差し出せるものは何でも差し出す、これがおれなりの愛し方だからさ、もうすっからかんになった今、かけれるものは身体しかないんだよ。



「お手をどうぞ、シンデレラ。」
『いやよ、それ。一晩ぽっちのぽっとで恋にしないでくれる?私はね、生まれてきてからの10数年間の想いなんですからね、そこんとこよろしく頼みますわ』

あなたの輪郭→←特別なあなた



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作者名:花ら小片 | 作者ホームページ:https://marshmallow-qa.com/1yebl4asi8ufnkj  
作成日時:2024年8月12日 20時

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