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ー五条sideー
Aが帰ってきて、話しながら2人で晩ご飯を作ってる最中にインターホンが鳴った。
『今日荷物お願いしてたの。出てくるね。』
はーい、と宅配かも確認せず玄関を開けた。
ちょっと無用心過ぎない？
「こんばんはAさん！お荷物です！」
『いつもありがとう。』
「あの…今度ご飯でも行きませんか？」
廊下とリビングを分けるドアは1枚。
少し声の大きい男とAが話している声なんて丸聞こえだ。
『うん、いいよ。』
「え…やった！じゃあ連絡先…これ俺の番号だからまた気が向いたらかけて下さい！
今日は失礼します！バイバイAさん！」
『またね。』
ガチャと玄関が閉まる音。
小さな箱を抱えてAはリビングに戻ってきた。
「もっと警戒した方が良くない？」
『え？』
「A、あの人とご飯行くの？」
『あぁ…あの子、この辺の担当みたいでいつも荷物運んできてもらってるから……気が向いたら行こうかな。』
「行く」と即答しない辺り、Aはあの男の方が特別好きでは無さそう。
電話番号も荷物と一緒に置かれてるし。
「男なんてみんな何考えてるかわかんないよ？A騙されたりしないでよ？」
『そんな悪い人じゃないよ。重たい物は部屋の中まで運んでくれるし。』
「ふーん、本当はわかんないけどね。」
部屋の中まで入れるって本当に不用心。
非力なAなんてすぐ男に襲われちゃいそうなのに。
Aはそんな心配はしてないみたいだけど……
『今度からは確認してからドア開ける事にする。』
「その方がいいよ。僕がいる時は助けてあげられるけど、帰ったら誰も助けてくれないしさ。」
『……助けてくれるって呪術で？』
「一般人相手にはそういうの使わなくても勝てるよ。」
相手が傑みたいに近接得意だったら厳しいけど、この世界にそんなバケモンいないでしょ。
そもそも一般人に負ける気しないけど。
『じゃあ力試しに後で腕相撲で勝負しよう！勝った方がひとつお願いできるってルール！』
「泣いても知らないよ？」
Aは腕相撲なら、小学生の頃クラスで1位になった事があると話した。
相当自信があるらしいけど、Aが泣く姿が目に浮かぶ。
ご飯とお風呂を済ませて、テーブルを挟んで向かい合った。
「一応遺言でも聞いとこうか？」
『馬鹿にしないでよ！』
少し力を加えれば折れそうな腕。
小さな手を握った。
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くまこ(プロフ) - ルイさん» 500票目！一気読みお疲れ様でした！本当にありがとうございます✨ (2022年1月31日 19時) (
レス) id: 906efc68a2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 500票目失礼します！書き方もストーリーも好みで一気に最後まで読んでしまいました…！素敵な作品をありがとうございます！ (2022年1月31日 1時) (レス) @page37 id: dd88096f0d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ひなりさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます！やっぱりトリップして来てほしいですよね…同感です笑 コメント頂いたので必ず番外編も書きたいと思います！ありがとうございました☺️ (2021年11月26日 13時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - むぅさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます！続編も考えたのですが終わりどころ見つけられず諦めてしまいました💦番外編！期待されたら書くしか無いですね！しばらくお待ちください！必ず書きます！ありがとうございました☺️ (2021年11月26日 13時) (レス) @page30 id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - 完結おめでとうございます！私の家にも五条先生がトリップしてきたらいいのに……と思いながら楽しませていただきました笑もしお時間あるときがありましたら、番外編を書いてくださると嬉しいです！！本当に面白かったです！これからも作品楽しみにしています！ (2021年11月26日 7時) (レス) @page30 id: 51dad2d676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くまこ
| 作成日時：2021年10月9日 19時
