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『…泥棒?』
「君が?」
『いやどう見てもあなたが、』
「僕が?ナイナイ、買えないものなんて無いし。」
男はベッドに座ったまま話した。
イマイチ話が噛み合わない。
ただ野生の勘的に(ただの女にそんなものあるんか)敵意は感じない。
「…んで、ここはどこ?」
『不法侵入…、警察、』
「ちょっと待って、不法侵入?僕ぶっ飛ばされてここに来たんだけど。」
いや全然話が噛み合わなかった。
ぶっ飛ばされた?何に?エイリアンでも襲来してんの?
私の寝室。だと説明した。
男は少し考えてからどっかに飛んだのか、と言った。
「…君に説明して伝わるかわかんないけど言うよ。
僕は呪術師の五条悟。ちょっと厄介な呪霊と対峙して自分のいた場所からここに飛んできたっぽい。」
『そんな話信用できません。身分証、ありますよね?見せてください。』
「それが携帯とサングラスしか持ってなくて。別に信用してもらう為なら自由に見てくれていいよ。」
「これからどうすっかな…」と俯きながらも携帯を渡された。
容赦なく携帯を見た。
設定のところから名前と電話番号が確認できた。
…見たところで何もわかんないんだけど。
携帯の位置情報は不正確なのか、郊外の山奥を指していた。
確かにここは郊外だけども山奥ではない……
「呪力も無いんだよね。目もよく見えないし…
信じられないかも知れないけど、今頼れるの君しかいないんだ。助けて欲しい。」
『いや目隠ししてたらどう考えても見えないでしょ、』
「…確かに?」
今までしていた目隠しを外してそう言った。
…すごく、吸い込まれそうな程綺麗な目をしていた。
日本人とは思えない白髪、顔立ち、目。
本当にどっかの世界から来たのではと思い始めていた。
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くまこ(プロフ) - ルイさん» 500票目!一気読みお疲れ様でした!本当にありがとうございます✨ (2022年1月31日 19時) (レス) id: 906efc68a2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 500票目失礼します!書き方もストーリーも好みで一気に最後まで読んでしまいました…!素敵な作品をありがとうございます! (2022年1月31日 1時) (レス) @page37 id: dd88096f0d (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - ひなりさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます!やっぱりトリップして来てほしいですよね…同感です笑 コメント頂いたので必ず番外編も書きたいと思います!ありがとうございました☺️ (2021年11月26日 13時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - むぅさん» 最後まで読んで頂きありがとうございます!続編も考えたのですが終わりどころ見つけられず諦めてしまいました💦番外編!期待されたら書くしか無いですね!しばらくお待ちください!必ず書きます!ありがとうございました☺️ (2021年11月26日 13時) (レス) @page30 id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
ひなり(プロフ) - 完結おめでとうございます!私の家にも五条先生がトリップしてきたらいいのに……と思いながら楽しませていただきました笑もしお時間あるときがありましたら、番外編を書いてくださると嬉しいです!!本当に面白かったです!これからも作品楽しみにしています! (2021年11月26日 7時) (レス) @page30 id: 51dad2d676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くまこ | 作成日時:2021年10月9日 19時