夢 ページ16
その夜、夢を見た。
大学のキャンパス内で野良猫を見つけた私は、しゃがんで猫を眺めていた。
"大丈夫ですか？"
と背後から声がして振り向くと、男子学生だった。
"気分でも悪いんですか？"
と心配そうに言う彼を見て、私は思わず笑って、あっちに猫がいるんです、と言った。
彼は猫に気づき、
"本当だ、かわいい(笑)"
と笑った。
私はその笑顔に、一目惚れした。
・
・
・
・
ハッと目を覚ます。
またあの夢だ。
彼の命日の頃になると、彼と初めて出会った日のことが夢に出る。
もう、大学時代なんて随分前のことなのに、鮮明に覚えている。
起き上がって窓の外を見る。
朝の光が差していた。
時計を見ると、私は目を見開いた。
『うっそ…！』
これじゃ遅刻だ。
バタバタと準備をして部屋を出た。
和也「今日遅かったですね。遅刻しますよ？」
『わかってる！；』
目覚ましのベルは鳴らなかったのか、鳴っていたのに私が止めてからまた寝てしまったのかわからないが、とにかくいつもよりもだいぶ遅く起きてしまった。
それに今日は、今日に限って、朝から大事な会議がある日だ。
和也「ねー朝食は？」
『いらない！；』
私は朝食を食べずに家を出た。
猛ダッシュでオフィスに向かう。
『おはようございます！；』
同じグループのメンバーで決めた出社時間にギリギリ間に合った。
潤「おはよ」
松本先輩も同じグループだ。
『おはようございます。ギリギリになってしまい申し訳ございませんでした；』
潤「いや、間に合ってるからいいけどさ、寝癖ついてるよ(笑)」
彼は笑いながら私の頭に指をさす。
手鏡で確認すると、おかしな方向に向いた髪の毛の束を見つけ、私はギョッとした。
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檸檬 - お気持ちの回復本当に良かったですT^T 小説の続きを書いていただき本当に嬉しい限りです！ これからも頑張ってくださいね！ずっと応援し続けています♪ (2019年11月30日 20時) (
レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます(；；)本調子とはいきませんが回復しました！ (2019年11月27日 16時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 複雑な気持ちの中、わざわざお返事ありがとうございます。私は、いつまでも待ち続けていますので、気持ちが落ち着くまで、ゆっくり休んでくださいね。 こちらこそ、これからも仲良くしてくださいね。 お気持ちの回復、願っております…。 (2019年11月17日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - sakuninoさん» ありがとうございます。なるべく早く戻ってきますね。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - のりこさん» ありがとうございます。のりこさんのお言葉、とても嬉しいです。前向きに書けるようになったときはまたよろしくお願い致します。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年10月19日 9時
