写真の彼 ページ11
私には大学時代から付き合っていた彼氏がいた。
優しくて、頼りになる存在で、本当に大好きだった。
社会人になってから、お互い結婚を意識するようになって、彼の両親にも会った。
ずっとこんな幸せが続いていくと思っていた。
なのに──────────
彼は2年前のある日、交通事故に遭った。
彼の両親から連絡を受けた私が病院に駆けつけたときにはもう、彼は帰らぬ人になっていた。
ちょうどこんな、よく晴れた秋の日だった。
私はそれからしばらく、1人でいる時間は常に泣いていた。
ようやく、泣かずに過ごせるようになっても、私の心は閉ざされてしまった。
もう、誰も愛せない。
愛したくない。
そう思ったまま、時間だけが過ぎていった。
・
・
・
・
『──────────そして、あなたと同居することになった』
和也「…」
『彼がもういないことくらいわかってる。いつまでも過去にとらわれてはいけないって頭では理解してる』
でも、と話を続けようとすると、涙が溢れそうになった。
『彼との写真を片付けるなんてできない。彼を忘れることなんてできない…っ』
和也「…」
和は黙って私の話を聞いていた。
店員が料理をテーブルに運んでくる。
『…和が、私のことを好きだと言ってくれて嬉しかった』
和也「うん」
『…でももう、私は誰も愛せない…っ』
私はハンカチで涙を拭う。
そして彼は意外な一言を口にした。
和也「いいよ、それで」
『え…？』
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檸檬 - お気持ちの回復本当に良かったですT^T 小説の続きを書いていただき本当に嬉しい限りです！ これからも頑張ってくださいね！ずっと応援し続けています♪ (2019年11月30日 20時) (
レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます(；；)本調子とはいきませんが回復しました！ (2019年11月27日 16時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 複雑な気持ちの中、わざわざお返事ありがとうございます。私は、いつまでも待ち続けていますので、気持ちが落ち着くまで、ゆっくり休んでくださいね。 こちらこそ、これからも仲良くしてくださいね。 お気持ちの回復、願っております…。 (2019年11月17日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - sakuninoさん» ありがとうございます。なるべく早く戻ってきますね。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - のりこさん» ありがとうございます。のりこさんのお言葉、とても嬉しいです。前向きに書けるようになったときはまたよろしくお願い致します。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年10月19日 9時
