愛がそこになくても ページ27
智「じゃあ好きなの？…というより、恋なの？」
和也「…わかりません」
俺は縁側を見た。
そこから庭が見えて、木漏れ日が揺れていた。
和也「…ただ、気になるんです。何をするにも、あいつが気になって仕方がなくて…」
智「その子はニノに対してどうなの？」
和也「全然ですよ。ただの同居人だって思ってるんじゃないですか？」
雅紀「でもさ、そこに愛なんかなくたって2人は一緒にいるわけじゃん」
和也「ですね」
雅紀「そしたらさ、他の男よりは有利だよ」
和也「有利…ねぇ」
愛し合っていなくても、一緒にいられる。
それだけで幸せを感じていたはずなのに、なぜか俺の心は痛みを増していく。
一緒にいたって、彼女が別の男のことを考えているならば、何も幸せじゃない。
いつから俺はそう思い始めたんだろうか。
智「自分に素直になるべきじゃないかな？」
和也「素直に…？」
智「自分は他の男とは違うって意地張ってるんじゃなくて、もっと本心に向き合ってみたらどう？」
和也「…そう、ですね」
雅紀「頑張れ！(笑)」
チリンチリン、と風鈴が鳴った。
・
・
・
・
自宅に帰ると、Aが夕食を作ってくれていた。
『おかえりなさい(笑)』
和也「…ただいま」
いつか彼女に本当に好きな人ができたとき、彼女はここを出ていくのだろうか。
それは絶対に嫌だ。
和也「A」
『ん？』
和也「今度の休日、空いてますか？」
『空いてるけど、なんで？』
和也「たまにはデートでも行きましょう」
『えっ』
彼女は驚いてから、いいよ、と笑った。
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ayane(プロフ) - kazu_LOVE0617さん» ありがとうございます(；；)いえいえ！反応いただけて励みになります！ (2019年10月16日 21時) (
レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
kazu_LOVE0617 - こんばんは♪ ニノとひまわり畑のデートなんてロマンチック過ぎです(#´∀`#)ρ なんかこのお話すごくリアルで面白いのでついつい読んでしまいます（＊＾＾＊）ニノに告白された主人公ちゃん二人はどうなるんだろう…楽しみにしています！何回もコメントしてすみません。 (2019年10月15日 22時) (レス) id: d8e7581800 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - kazu_LOVE0617さん» 二宮さんの嫉妬かわいいですよね！笑 (2019年10月14日 21時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
kazu_LOVE0617 - きゃー(*^∀^*)にのちゃんが嫉妬しちゃった/(#A#)\たまらん(*＾∀＾*) 何はともあれにのちゃんが嫉妬するってかわい過ぎ。ヤバイわー(*^∀^*) いつも更新されるの楽しみにしながら待っています！頑張ってください(*^∀^*) (2019年10月13日 21時) (レス) id: d8e7581800 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - kazu_LOVE0617さん» 更新は一日二話できるように頑張ってます！(笑)これからも頑張りますね！ (2019年10月13日 21時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年10月2日 20時
