それでも ページ28
雅紀が探してくれた個室のお店で食事をしている。
雅紀「うん、これ美味しい(笑)」
彼はAも食べて、と私に料理をすすめる。
『…うん(笑)』
今日は、彼に言わなければいけないことがある。
これ以上、私の迷いで彼を振り回すわけにはいかない。
私は箸を置いて、口を開く。
『…あのね、雅紀』
雅紀「ん？」
『…私、雅紀とはお付き合いできません』
雅紀「…」
『本当にごめんなさい…っ』
頭を下げる。
雅紀「…そっか！(笑)」
『…え』
顔を上げると、彼は笑っていた。
雅紀「薄々、そうじゃないかなって思ってたんだ。"彼"にはかなわないだろうなともね(笑)」
『雅紀…』
雅紀「俺はさ、それでも幸せだったよ。Aに告白できただけで、スッキリした(笑)」
だから、と彼が続ける。
雅紀「これからも友達でいようね(笑)」
『友達でいてくれるの…？』
雅紀「もちろん(笑)」
『ありがとう…っ(笑)』
雅紀「よし、じゃあ食べよ食べよ！(笑)」
『うんっ(笑)』
・
・
・
・
そのあと、彼は私の家の前まで送ってくれた。
『じゃあ、ここで(笑)』
雅紀「うん(笑)」
A、と呼ばれて振り返る。
彼は大きく手を振る。
雅紀「頑張れ！(笑)」
『ありがとう(笑)』
私はバカだ。
彼はそれでもなお、私を応援してくれている。
こんなに優しい人、そうそういないのに。
なんで私は、茨の道を選んでしまうんだろう。
それでも、もう私の気持ちは止められない。
私は、二宮くんが好き。
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ayane(プロフ) - はるちさん» 初めまして！コメントありがとうございます！切ないですね…更新頑張ります！ (2019年9月14日 20時) (
レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - まゆみんさん» 私も書いてて切ないです…(泣) (2019年9月14日 20時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
はるち(プロフ) - はじめまして。いつも拝見させて頂いてます。コメントは初めてです。切ない場面ですね。これからも楽しみにしてます。 (2019年9月14日 11時) (レス) id: 041d0ce1ae (このIDを非表示/違反報告)
まゆみん(プロフ) - 早くくっつきますように… (2019年9月14日 10時) (レス) id: 092a98dfdf (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - kaz_ars0617さん» 初めまして！ありがとうございます！更新頑張ります(笑) (2019年9月13日 8時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年9月2日 10時
